容貌は性格を表す?(画像はイメージ)

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見た目のアンチエイジングに関する研究に携わっていると、時折、「容貌は性格を表すのでしょうか?」と聞かれることがあります。

容貌と性格との関連性は、別の言葉では「観相学」とよばれます。また、それとは別に将来を占う「人相学」などもありますが、そういった考え方とは別にして、医師の立場から思ったことを書こうと思います。

ポイントは「造作」

前回、このコラムで「見た目」は意識せずとも相手にメッセージを出していると言いました。

見た目を考える上で「容貌」は重要な要素で、その中には、親から受け継いだ顔のつくり「造作」に加え、ファッション、メイクなどの「装い」や表情、姿勢、所作などの「立ち居振る舞い」も含まれます。

「装い」と「立ち居振る舞い」は当人の努力で変えることができますが、造作は持って生まれたもので、本人にどうしようもない部分です。

生まれ持った顔の造作が本人の意思と関係なく、見る者にどのような印象を与えるのか。その印象を、見た者はどのように「形容」し「表現」するのか......。この辺りのギャップが容貌と性格の問題に関わっているのではないかと考えます。

長年、形成外科医として多くの患者さんを診察してきました。皆さん「今より好感を持たれたい」と願って受診されます。

そのために必要な作業は、容貌の「表現形」を「造作」に落し込み、いかに表情で生かすかを考え、実践することではないかと思うのです。

メイクやエステや髪型だけでは解決のできない部分に関して、我々、医師が患者のためにどれだけ最適な手助けができるのか、考えは尽きません。

[執筆/塩谷信幸 北里大学名誉教授、DAA(アンチエイジング医師団)代表]

医師・専門家が監修「Aging Style」