川島永嗣

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30日、日本代表はガーナと対戦し0-2と敗戦を喫した。前半FKを直接決められ、後半は縦パスに相手選手が抜け出そうとするところを、DFとGKの連携ミスから倒してしまいPKを与えてしまった。



▼ 後半4分にPKを与えてしまった、川島永嗣

(撮影:岸本勉/PICSPORT)



(撮影:岸本勉/PICSPORT)


1失点目について川島永嗣は「ブラインドになった」と悔やんだ。だが、これは壁の配置などの工夫ですぐに修正できるだろう。

だが2失点目には問題がある。DFラインの背後に縦パスを送られ、スピードや体格差で勝負されてしまうのは、これまで日本が何度もやられてきたパターン。今回は3バックに変更し、まだコンビネーションを作っている最中という弱点を突かれてしまった。

2失点目はどうすれば防げるのか。質問すると、川島は厳しい表情を浮かべながらも、いつもどおりしっかりと答えた。

「あそこはもう戦術じゃありません。個人的なところだと思うで、それは個人の判断をあげなければ意味がない。3バックでやっていても4バックでやっていても、DFラインの裏を狙われるという瞬間はできてくると思うので、そこはしっかりした判断が必要です」

「自分が先に触れるんだったらやっぱり出なければいけないし、もちろん裏をカバーする意識は常に持ってますけど、そこの加減は最後の自分の判断だと思うので、しっかり精度を上げなければいけないと思います」

守備ラインの人数を変更し、編成も変わったことが影響したのではないだろうか。

「いつも以上にそういう意味での(すり合わせの)作業はありますが、根本的に、チームが変わろうが守備が変わろうが判断になるので、そこは変わりません」

川島はすべての責任を自分で負っていた。だからこそ川島はここまで成長してきたのだろう。

【日本蹴球合同会社/森雅史】