インド北部で住人や通行人が猿の襲撃に悩まされている。ビルの中を歩く男性が歯をむき出して威嚇する猿に向かって中指を立てると、次に瞬間、猿が男性の顔をめがけて飛びかかる。道を歩いていた男性や女性の後ろから飛び蹴り。女性は転倒し、一時意識不明となった。

何かを奪うわけではなく、明らかに転倒させるのが目的の攻撃に見える。猿はアカゲサル(体重10キロ)とハヌマンラングール(18キロ)で、どちらも垂直跳びで3メートル近いジャンプ力がある。

インド全土で5000万匹が我が物顔

インドでは猿は神聖な生き物として扱われ、人と仲よく共存してきた。その猿がなぜ人を襲うようになったのか。動物研究家のパンク町田さんは「猿は餌をくれる人間を格下と認識しまう。その人間が自分の縄張りを侵していると怒ってとった行動でしょう」と分析している。

農作物被害も増加し、もはや駆除しかないのだが、高等裁判所は動物保護の観点から駆除を認めず、お手上げ状態という。

浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)「後ろから来られたら無防備なお年寄りは命に関わるケガをしますよ。それでも駆除できないのは悩ましいですね」

インド全土にはこうした神聖視された猿が5000万匹はいるという。