練習前に森保一コーチと言葉をかわすMF本田圭佑

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 その表情は自信に満ちていた。日本代表MF本田圭佑(パチューカ)が28日の非公開練習後、報道陣に対応。西野ジャパン始動後、ペン記者の取材に初めて応じた。

 チームは連日、3-4-2-1のシステムをテストしている。2シャドーの一角に入る本田は「模索中です。景色も見慣れていない。新鮮な中で練習している」と前向き。新たな役割を習得しようと試行錯誤を続けている。

「練習だけだとコートが小さい中でやっているから、どこにスペースがあるのかとかは分からない。30日(のガーナ戦)には少し見えてくるかなと思っている。そこからでしょうね。急ピッチで修正する作業は」

 4月7日付でバヒド・ハリルホジッチ前監督が解任され、西野朗新監督が就任。W杯本大会直前の監督交代にはさまざまな意見が飛び交った。「今の時点でネガティブなことを言ったところで大事な試合は来る。そこには勝敗が求められる。あえて今はネガティブなところは封印するべき」と持論を語ると、緊急事態で迎えるW杯へ揺るぎない自信をのぞかせた。

「確かに難易度は高い。それは相手が強いから。W杯なので。アジア予選だったらまた話が違うけど、W杯で結果を出さないといけない中でのこういった準備は初めて」としたうえで、「ぶっつけ本番で結果を出してきたことは何度もある。そのシミュレーションの仕方。いろんなシチュエーションを想像するのは自分の強み。究極のシチュエーションをいくつか用意しながら試合の中で対応していきたい」と力を込めた。

 脳裏をよぎるのは「前々回に精神的に近い」と話す10年南アフリカW杯だ。岡田武史元監督率いる日本代表は直前の親善試合で結果が出ず、壮行試合後は岡田元監督が“進退伺い”を出す事態にまでなった。しかし、そこからチームはシステムの変更、選手の入れ替え、キャプテンの変更など大ナタを振るい、結果的に国外でのW杯で史上初となる16強入り。本田は本大会直前に急きょ1トップに抜擢され、2ゴールの活躍を見せた。

「結果的にたまたまビッグゲームで結果を出してきたのは運が良かったところもある」。そう謙遜しながらも「ずっと求めてきたから結果を出せた自負もある」と指摘。「今回も一発目のシュートで決まる気もするし、そういうのを決めないと話にならない。そういう緊張感の中で自分のペースで準備を進めたい」。不敵な笑みを浮かべた本田はロシアで南アの再現を狙っている。

(取材・文 西山紘平)


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