海外組の合流もすべて完了し、ついにフルメンバーが揃った西野ジャパン(左から長友、長谷部、酒井宏)。いよいよ戦術練習にも熱が帯びてきた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ロシア・ワールドカップ開幕まで3か月を切り、いよいよ出場32か国の調整もペースが上がってきた。
 
 西野朗監督が率いる日本代表も首都圏で合宿をスタートさせ、5月26日には合流が遅れていた海外組も加わり、初めてフルメンバーでのトレーニングを消化。3バックを基軸とした新戦術の取り込みに精を出している。
 
 日本が本大会のグループHで対峙するのが、コロンビア、ポーランド、セネガルの3チーム。欧米メディアの展望では日本にもっとも低い評価を下しているものが多く、「3強1弱」と見る向きが強い。日本を除く3チームが、オープンな競り合いを演じると踏んでいるのだ。
 
 5月26日にプレビュー企画を掲載したのが、ポーランドの全国スポーツ紙『Sportowe Fakty』で、同国の名物スポーツジャーナリストであるマテウス・ボレク記者が大いに持論を展開している。コロンビアとセネガルの長所と短所を洗い出しながら、その実力が脅威であるとしつつ、それでもポーランドの総合力がナンバー1だと主張。そして日本代表についても「決して侮れない」と評し、こう続けるのだ。
 
「監督がアキラ・ニシノに代わって、ポジティブな変化が生まれたように感じる。とりわけ国際舞台での経験が豊富なケイスケ・ホンダ(本田圭佑)、シンジ・カガワ(香川真司)、シンジ・オカザキ(岡崎慎司)の3人が復帰してきたのは大きいだろう」

 
 ここで対談相手が、「かといって日本を恐れる必要はないだろ?」と問うと、驚きの回答で切り返している。
 
「いや、その考えは危険だ。なにせ日本人は倒されるくらいなら“セップク(切腹)”を選ぶのだからね。それをも辞さない覚悟で臨んでくるだろう」
 
 よく分からない日本評ながら、それなりに警戒はしているようだ。
 
 ちなみにボレク記者は、ポーランド国内で異常なまでに吊り上がっているエース、ロベルト・レバンドフスキへの期待度について、「冷静になれ」と呼び掛けている。
 
「確かにロベルトの活躍はポーランドの躍進には欠かせない。ただ、彼はワールドカップでこれまでに何点を取った? 3点か、2点か。いや、ゼロだ。彼はEUROにこそ出場しているが、ワールドカップは今回が初めてだということを忘れてはいけない。過度の期待は余計な重圧となるだけだ」