ヨガインストラクターとして活躍するMAI

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2001年にメジャーデビューし、TBS系ドラマ『キッズ・ウォー3 〜ざけんなよ〜』の主題歌『secret base 〜君がくれたもの〜』を大ヒットさせたZONEを覚えているだろうか。解散から数年経った今、ベースのMAIKOがヨガインストラクターのMAIとして再び芸能活動を始めた。

MAIは05年のZONE解散後、自身でバンドを結成するも解散。11年にZONEが3人で再結成されたが、ひとり減り、またひとり減り、最後はたったひとりのZONEとして13年に幕を閉じた。そして当時、組んでいたバンド・Jack&Queenも14年に解散し同時に芸能界から身を引いた。

そんな彼女が、今はヨガインストラクターとして活動、さらに今月22日の「有田哲平の夢なら醒めないで」(TBS系 23:56〜)で復帰後、初のTV出演。インタビュー前編では、ZONE時代を振り返ってもらったが、そこからヨガとの出会いやZONEへの感謝、そして結婚していたことまで今回、語ってくれた。

―ヨガとはどんなきっかけで出会ったんですか?

MAI ZONEと並行してやっていたJack&Queenという3人組バンドの解散が14年で、その頃、完全燃焼してたんですよ。音楽で残したいものが出てこなくなって、「これで音楽人生は十分なんだな」って。それで働かなきゃと見つけたのが、ヨガスタジオの受付だったんです。

―習うわけでも、教えるわけでもなく受付?

MAI そうです(笑)。だけど、生徒さんたちがインストラクターだと思って私にもいろいろ質問してくるので、それで勉強し始めたらすごく深いものなんだと思ってハマりました。私、人生でハマったのが音楽とヨガしかないんですよね。本当はおばあちゃんになるまで音楽をやり続けるって思ってたし、それぐらいずっと好きだったから。でもヨガに出会って、音楽と同じくらい好きなものに出会っちゃったと思って、すごい幸せなことだと。

―音楽もヨガも…とはならなかったんですか?

MAI 思わなかったです。ひとつしかできないタイプなので。中途半端にやりたくない、1コのことを突き進めていきたいんですよ。ふたつのことをやる時間があるなら、ひとつのことずっと勉強していたいので。

―なぜそこまでヨガにハマったんでしょう?

MAI 伝統的なヨガの哲学って、身体を美しく健康的にするというよりも心のほうがメインなんです。それに気付き始めてから私の考え方もどんどん変わっていって、すごく楽になったからです。

―具体的にどんな心境の変化が?

MAI それまでは結果が全てで、どんなに努力しても本番で失敗したら終わり。それはプロとしては当たり前なんですけど、その中で何年もやってたから結果主義的な思考になってたんですよ。だからいつも肩に力入っている状態だったんですけど、ヨガには執着しない教えがあるんです。今までは結果に執着していたけど、その執着心を手放して「ありのままの自分を愛してあげてください」っていう教えを知った時にすごく響いたんです。

―それこそ芸能の世界にいた人としては、正反対の生き方ですね。

MAI そう、真逆なんですよ。だから、ずっと自分のことあんまり大切にしてあげれてなかったって思って、そこに惹(ひ)かれました。ただ、そうして惹かれたのも過去の自分の頑張りがあったから、あの頃、必死に頑張ったから真逆にあたるヨガの哲学も魅力的に思えたんだと思います。

―小学生時代から20代後半まで、人生のほとんど表舞台に立って努力してきたわけですもんね。

MAI 私の師匠が「MAIちゃんが音楽活動をやってたのはこのヨガの教えを知るために、すごくいろんな思いを体験してきたのかもしれないね」って言ってくれたんですよ。その時、すごく心から過去に感謝ができたんです。どこか過去に蓋(ふた)をしてた部分があるんですけど、それを全部受け入れることができたというか…。

―過去というのは音楽活動のことですよね。

MAI はい。最初、ヨガを始める時、ZONEのことは隠してたし、避けていました。第二の人生を歩んでいきたいからって思ってたんですけど、ヨガを勉強していくうちに、過去があるから今の自分があってZONEに感謝しなくちゃいけないし、拒否する必要はないんじゃないかって。そう思えたのは全部、ヨガのおかげです。

―今はフリーのインストラクターとして札幌市内で活動されてるそうですが、ではこうしてタレントとして戻ってきたのはなぜなんでしょう?

MAI ありがたいことに私がSNSなどで発信してから、今までヨガに興味のなかった人たちもやってみようかなって人が増えたんですよね。だから、もっと活動すればヨガを広めることができるんじゃないかと思ってです。私もヨガに出会って楽に生きれるようになったので、それを伝えたい思いが一番大きいです。

―22日の「有田哲平の夢なら醒めないで」で復帰後、初のTV出演されたということで、収録は懐かしかったですか?

MAI めっちゃ緊張しました! 元々、緊張しいだったんですけど、まさかまた戻ってくると思ってなかったし。座り位置も前で、後ろに隠れることもできないし。でも楽しくできましたね。

―それこそZONE時代は番組でも喋らなかったと仰っていましたが、その点でも成長できていたと(笑)。今ここまで喋っているのも正直、意外ですし(笑)。

MAI 今まで隣に必ずメンバーがいたので、皆が話してくれてたんですけど、今はひとりなので不安でした。でも、ちょっとは発言できるようになったかなと思います(笑)。今後もちゃんと喋れるようにならないと(笑)。

―最後に伺いたいですが、前編のインタビュー冒頭で結婚の話も出ましたけど、いつの間に…。

MAI しましたね〜。昔、番組とかで3人くらいの占い師さんに結婚しないって言われていて、もしかしたら私は仕事に生きるのかなって考えてたんですけどね。2年前に幼馴染みたいな感じの男性と結婚できました(笑)。

―ヨガに出会って変わったからかもしれないですね(笑)。今日は本当にありがとうございました。ヨガインストラクターとしてこれからの活躍も応援させていただきます!

(取材・文/鯨井隆正 撮影/山口康仁)

■MAI

1986年7月24日生まれ。北海道出身。98年にZONEを結成、2001年にメジャーデビュー。2年前からヨガインストラクターとして札幌市内で活動。18年からはタレントとして復帰。詳しくは公式Twitter【@Mai_yoga_724】、公式インスタグラム【@Mai_yoga_724】にて