加計学園の獣医学部新設疑惑で柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)はきのう10日(2018年5月)、国会に参考人招致され、学園関係者との面会をこれまでの「記憶にございません」から一転して認めた。それも4か月間で3回も面会していた。

首相秘書官が官邸で事業計画中の民間人や地方自治体職員と会うのは実際にはほとんどない。柳瀬氏は「外の話を聞かないとずれるから」と殊勝な理由をあげたが、面会したのは加計学園関係だけで、同じ学部新設を求めていた京都産業大学などとは会っていなかった。

この点を、小泉純一郎首相の秘書官だった小野次郎元参院議員は、「別のルートで面識があったので、アポイントが入ったのだろう。きわめて異例なことだ」「総理と一体の秘書官が苦しい言い訳をした」と指摘する。

元首相秘書官の江田憲司議員「総理に言わないなんてあり得ない」

柳瀬氏は細かい部分になると「記憶していない」「そこまで覚えているものではない」とはぐらかしながら、安倍首相の関与についてだけは「総理に報告したことも、指示されたこともない」と言い切った。しかし、橋本龍太郎首相の秘書官だった江田憲司議員は「総理に言わないことはあり得ない」という。

たしかに、安倍首相が力を入れている「特区案件」なのに、報告しなかったとすれば職務怠慢である。

司会の国分太一「県や市の職員と会ったことを確認するだけで1年かかりましたね」

堀尾正明キャスター「ある時はあいまい、ある時ははっきり覚えている。加計学園ありきだったと疑わざるを得ないですよね。安倍首相と1日に何回も会うのに報告していないのは矛盾があります」