「新たな事実が発覚しました」とキャスターの伊藤利尋アナが伝えたのは、バドミントンの今井彰宏監督が賞金を私的流用したと所属していた再春館製薬所から日本バドミントン協会に告発状を出された問題だ。選手の1人が「とくだね!」の取材に応じて賞金の一部を監督に中抜きされていたと証言した。

選手たちから「おかしい」「何に使ったのか」と不審の声が

この選手は賞金が出る大会に勝つと、監督に誰もいない体育館に呼ばれて、賞金を抜き取ることを「いいよな」と言われ、「はいとしか答えられなかった」そうだ。100万円の賞金から10万円を協会に収めた後、30万円をとられたこともあり、選手同士で「おかしい」「何に使ったのか」と話題になった。「監督が一番正しく、言うことは絶対でした」「賞金は一度監督に全額いってから1人1人に回る。会社に振り込むとマージンを取られるためだと監督から聞いた」という。

元日本代表の松田友美さんによると、賞金は五輪や世界選手権クラスで優勝すると、国からの報奨金以外に300万から500万円が出る。

司会の小倉智昭「これでは中間搾取だ。アマチュアは、以前は協会にプールして、引退時にまとめて渡すこともあったが、今はアマとプロの差がなくなっている。違いを考えないといけない」

経営コンサルタントの安田洋祐氏は「セミプロ化する中で態勢を見直すきっかけになるかもしれません」と指摘する。

今井監督については、協会から選手1人40万円から50万円出たはずの遠征費を会社にも請求して二重取りしていたのではないかとの疑惑や、外部コーチに支払額を上回る50万円の返還を求めた話も出ている。

今井氏は再春館製薬所を退社して岐阜のチームに移籍し「いかなる行為が違反なのかの告発の中身がわからない」「(再春館製薬所から)パワハラを受けた」と反論して、泥仕合の様相だ。

賞金の中抜き・ネコババ、パワハラ疑惑、選手や監督の引き抜きと、さわやかなはずのスポーツ界で金に絡んだゴタゴタがとまらない。