仲人が伝える!交際相手に反感を持たれないお断りの仕方

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あとあとトラブルに発展しないためにも別れ方に配慮が必要

現実で係わりのある出会い、例えば昔からの友人やその友達、職場や取引先関係の方ともし交際し別れたとしても、多少ならずも今後も付き合って行く必要がある場合、禍根や恨みを残す様な別れ方はしないものです。しかし、当人同士だけでの出会いは気軽な反面、気をつかう友人知人が介在しない分、トラブルに発展する可能性もありますので別れ方にも少し配慮が必要です。

そこで、多くの出会いと別れを見てきた、仲人・原敦子が婚活におけるお断りの実態をお伝えします。


結婚相談所では仲人がお断りを仲介する

結婚相談所での婚活と言うと主にお見合いが中心です。結婚に至るまで時には100回近くお見合いされる方もいますが、トラブルに至るケースは少ないです。

そこには確立したルールもありますが、直接相手にお断りを伝えず仲人が仲介するからなのですが、どちらかが相手に固執している場合は、お断りの理由を相手に聞いて欲しいと言われます。
しかし、お断りの理由は聞くまでもなく 相手の嫌な所が見えた、一緒に暮らしていくのはムリだと判断したからで、聞くだけ野暮、聞いた所で嫌な思いをするだけです。

問いただされた方もあたりさわりのないお断り理由しか言いません。しかし、それを聞いた方はどうでしょう、そんな事はプロフィールでもわかっていた事だし、お付き合いの中で伝えていた事なのに納得がいかないとなります。


優しさから嘘の理由を伝えるのはトラブルの元

相手の嫌なところを指摘するのは言うほうだって嫌な気持ちになりますから適当な嘘の理由を伝えてしまいます。この優しさからの嘘こそがトラブルを招く原因なのです!

ではストレートにアナタのこういうところが私には無理でこの先交際や、まして結婚は無理なんですと伝えたならば意外にトラブルには発展しませんが、結局本人も相手も不快な気持ちしかしません、そして毎回お断りの理由を直接きいていたら、人間不信になり、ますます結婚から遠ざかるだけです。

ですから、お見合いではお断りの場合、仲人は「ご縁がありませんでした」とだけ伝えるのです。


普段の態度や言葉が自分への印象を形作る

相手に反感を持たれない様に別れる言葉は?そんな都合のよい魔法の言葉はないと最初にハッキリと申し上げておきます。

そもそも、どうして相手に反感を持たれるのか? 別れを切り出すからですか?たいていの場合はそんな事を言わないで、オレが、私が悪かったと懇願してくるものです。ではどんな場合にもめる別れ方になのか、それは普段の態度や言葉による相手に対する印象の悪さからこじれるのです。

好きな相手の事を悪くいう人はいません。少なからずに憎たらしいという思いを抱いた相手には辛辣な態度に出ることもあるでしょう。


お互いを尊重して適度な距離感で付き合うことが大切

お見合いからの交際では、出会いから別れまで何年もという事はなく数か月、長くて半年と言ったところです、丁寧な態度と言葉で接していればトラブルに発展する事はまずないと思います。

例えばお見合いの席でも、お茶代をだしてくれたら、それがルールですが、きちんとお礼の言葉を伝えてください。多少失礼な態度の相手であったとしてもそこはお礼を伝えるべきです。食事に誘ってもらった時も高級レストランではなく居酒屋だったとしてもです。支払いの金額は関係ありません。

それでも耐えがたい相手も中にはいると思いますが、そんな時でも横柄な態度をとらずににこやかにすまして不遜な態度をとらない事が重要です。そんなに親しい間柄でもない人物に不遜な態度は失礼だと言われても当然ではないでしょうか。

お見合いは結婚が前提の出会いとお付き合いですが、実際に結婚が決まるまでは他人です。お互いを尊重して適切な距離感をもってお付き合いしていれば、たとえ別れを伝える時でも、相手も理解をしめし納得していただけるはずですよ。


【原 敦子:仲人士】


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