自分の部署で不手際とかエラーが起こって炎上した時に、チームを代表して「申し訳ありませんでした!」と頭を下げるのが管理職の仕事。でも、そこで思考が止まってはいけません。学歴やコネが無くても年収1000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ〜おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で、エラーの発生原因にまでメスを入れるべしと力説しています。

管理職手当ってどうしてもらえるの?

私がサラリーマンをしていた頃、初めて役職手当というのをもらったんです。これは基本給とは別に、毎月プラスして支給される給与で、所謂課長手当てのようなものです。

初めは、同じ仕事内容で、他の人とつまりこの手当てをもらっていない人と同じ業務をやっているのに、こんな手当てをもらえるのは(しかも結構大きな金額でした)ラッキーだな、美味しいなって思ってたんですよ。それがガラッとひっくり返ったのは、その部署でちょっとしたクレーム事件が起こった時でした。クレームの原因は同僚のエラーにあったわけですが、なぜか私が代表としてお客さんに謝らなきゃならなくなったんです。え? なんでオレが? と言ったら、

だってこのチームのリーダーでしょ

と見事に切り替えされ、その時に役職手当の意味が理解出来ました。

要するにこの手当って、自分の部署で不手際とかエラーが起こって炎上した時に、チームを代表して、申し訳ありませんでした!

と頭を下げるための手当なんだということに気付いたんですね。だから普段は、不手際やエラーが起こらない間は、何もせずにもらえるわけですよ。ところが何か事が起こったら、毎月手当てをもらっているんだから、ここから逃げることは出来ないわけです。

ちなみに、役職者なのにそういう場面から逃げ出す人って、ホントにあっという間にラインから外されますから。というか、お客さんの方も理解しますから、「あ、この課長(部長)部下に責任をなすりつけるダメな人なのね」って。

それが理解出来るとスッキリするというか、踏ん切りがつくというか、問題やクレームが起こっても潔く、ここから先は私の出番だよね

って思えるようになりました。もらうものをもらってるんだし、逃げるわけには行かないよねと思えたら管理職最初のハードルクリアです。

でもね、ここで思考が終わっちゃうと並みの人なんですよ。

もうちょっと上の意識を持てると、自分が謝罪しなくても済むようにエラーの発生原因にメスを入れる

というのが管理職の大きな業務なのだということに気付くはずなんです。

これってエラーが起こった直後は、チームメンバーも従順ですから(だって自分たちの身代わりとして謝りに行ってくれたわけですから)大鉈を振るいたい放題になりますよ。

これを他の人に任せようとしちゃダメです。間違っても部下の人に、

 ■ 同じエラーが起こらないようにチャンとしてくれたまえ

なんて命令しても、ほとんどの場合は改善されませんから。

お客さんの前で謝って、冷や汗を掻いたあなただからこそ、この間違った何かを修正出来るんです。そしてこの機会こそがチームがひとつにまとまる絶好機で、これを人に分け与えてどうする、という話なんですよ。

こういう産みの苦しみを何度体験出来るかで、上司としての厚みが違ってくるんだと思いますよ。

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