子ども連れの家族旅行を装いケニアから覚せい剤を密輸したとして、神奈川県座間市のペットショップ経営、佐藤一貴容疑者(43)と妻の会社役員、夏美容疑者(34)が覚醒剤取締法違反で逮捕された。押収された覚醒剤は約30キロ、末端価格18億円相当で旅客機による密輸では過去最大だという。

「ホテルで缶詰だからもう行きたくない」と子供たち

夫婦は夏休みや年末年始など休暇を利用し、2014年からケニアに計12回渡航していた。覚醒剤の受け取りのためだったので、ホテルで缶詰状態だった。2人の子どもは「キリンもライオンもこれまで見たことがない」と話している。中学生になる兄は「もう嫌になっちゃった」と最近では一緒に行かなくなっていた。

きっかけは5年前、あるバーで知り合った外国人から「金になる」とすすめられた。これまで計6回運んでおり、5回までは1回分400万円、6回目は1000万円だったという。今月4日(2018年4月)、成田空港に到着した時、コーヒー袋という袋の中にコーヒーは2粒しかなかった。ケニアでの観光写真の提示も求められたが、ほとんどないためギブアップした。

司会の国分太一「なかなか捕まらなかったのは、家族旅行に見せかけたからでしょうか」

厚生労働省の元麻薬取締官、高濱良次氏は「単独よりも家族と一緒だと、捜査官の目が届きにくくなりますから」と指摘する。

最近は家族旅行だけなく、覚醒剤と関係ないとみられそうな若いカップルや女性の密輸が増えている。また、本人も「日本の友人に届けてほしい」と頼まれ、知らずに覚醒剤を持ち帰ることもあるという。

赤荻歩アナウンサーは「これからゴールデンウイークを迎えますが、他人事ではありません。何か頼まれたとき、安易に受け取ると、とんでもないことになる可能性もあります」と警告する。

一ツ石