Wカメラで危険運転を抑止に効果アリ? ドラレコ+小型カメラのパイオニア新製品に注目するわけ

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パイオニアは16日、業務用ドライブレコーダーと小型カメラユニットのセットモデル「ND-DVR30-BF」を4月中旬に発売することを発表した。

ドライブレコーダーによって車内の前方を撮影した映像に加え、小型カメラユニットで撮影した映像を同時に録画できるというものだ。

小型カメラユニットは、
・車内の前方に設置してドライバーの様子を撮影
・車内の後方に設置して後方車両を撮影
など、自由な利用ができる。


車両前方と車室内を撮影する場合


車内前方に小型カメラユニットを取り付けることで、近年問題になっているスマートフォンを見るなど「ながら運転」の抑止効果が期待できる。


車両前方と後方を撮影する場合


車内後方に小型カメラユニットを取り付ける場合は、
後続車両をしっかり撮影でき、最近問題となっている「あおり運転」をされた場合の証拠映像として利用できる。
カメラユニットのレンズは水平広角約138度のため、幅広い撮影ができるのも特徴だ。

ドライブレコーダー本体と小型カメラユニットの2つのカメラでの記録映像は、地図と連携した2画面同時表示可能な無料の専用ビューアーで一元管理できる。

近年、一般道路や高速道路を問わず、「あおり運転」などのトラブルが問題化している。またタクシーでの客とのトラブル、運転中に発生する思わぬ健康トラブルなどに遭遇するケースも顕著になっている。

一方、「ながら運転」によって事故を起こしてしまう場合も多い。
こうした「ながら運転」の行為がすべて録画されているという危機感は、ドライバーの危険行為の抑止として一定の効果が期待できるだろう。

なお、ドライブレコーダー本体は、2つのカメラ使用時で最大30時間の連続録画が可能。
そのほかにも
・急加減速や急ハンドルなどの危険挙動を検地して警告
・明暗差の激しい映像を補正
・ドライバーの誤操作を防止する「操作ロック」
・複数の業務車両に同一の初期設定をコピーできる「SD カード一括設定」
といった機能を搭載している。


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