社会人や就職活動を控えた学生に、英語力を測るツールとして重宝されているTOEIC®テスト。

“スコアを伸ばすためにまず必要なのは、単語力”だと信じられています。
では単語を「覚える」ために必要なのは?

簡単なやり方をこの記事でお教えしましょう! 

さて、そもそも人間は「五感で得た情報」を記憶しているのですが、脳がそれらをどんな割合でインプットするのかご存じでしょうか。
ずばり、「視覚」から得た情報が8割を占めるといわれているのです。
残りの1割が聴覚から、そのほかの1割が嗅覚・触覚・味覚からですね。 

それならば、視覚を単語を記憶するために使わない手はありません。
また、聴覚を組み合わせない手もありません。
そして、TOEIC®テストでの「単語の使われ方」を意識しないで進めるというのも非効率です。

では視覚と聴覚を使って、TOEIC®に出る単語を効率よく記憶するには?
ここから具体例を紹介していきます。

【1】「イラスト化」する。
同時に「使われ方」を短いフレーズで覚える。

たとえば「get out of …」は、どんな意味で、どのように使うのでしょうか?
使用するシーンをイラストにしてみましょう。


タクシーから身をかがめて降りている人のイラストですね。
「乗り物から降りる」意味で使われることが一目で覚えられます。 

ちなみにこの絵は、電車やバスではなくタクシー(車)であることもポイントです。

タクシーからのように身をかがめて降りる場合はget out of ですが、
電車やバスのように身をかがめずに降りる場合は get off を使うからです。
イラストなら、この違いも視覚的に覚えられますね。 

さらに文中での使われ方を、高速で覚えられる短いフレーズで見てみましょう。

【高速フレーズ】
get out of a taxi タクシーから降りる

シンプルで短いフレーズなら、絵とセットで覚えられますね。

【2】フレーズを「聴いて」覚える。

次に、フレーズを、耳から聴いて覚えてみましょう。
意味だけで丸暗記するとget out of を get out from と覚えてしまうことなどがありそうですが、耳で聴けばそのような間違いはなくなります。 

また、聴くスピードも重要です。
段階的に高速で聴けるようになれば、大量の情報を一気に覚えることができ、リスニングパートの得点UPにも結びつきます。

【3】テストに「よく出る順」に、
関連語を「まとめて」覚える。

せっかく覚えるなら、よく出る順に覚えていったほうが効率がいいのは当然ですよね。

また、関連語はできるだけ一緒に覚えると記憶効率がいいというのも、よく知られていることです。
「get out of 」の例でいえば、get into(〜に乗る)、get on(〜に乗る)、get off(〜から降りる)あたりを一緒に覚えると効率がよさそうです。

さて、ここまで3つのポイントを紹介してきましたが、これらの単語を効率的に記憶するヒントを一冊に集約した単語帳があります。
それが『イラスト速習法 TOEIC® L&Rテスト 出る順英単語』。著者は特許技術「高速メソッド®」を開発した笠原禎一先生ということもあり、これはもう高速で単語を覚えられそうです。 

新学期・新年度を迎えたこの時季。気持ちを新たに高速でTOEIC®のスコアアップがしたいという人は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

イラスト:yaimo
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『イラスト速習法TOEIC® L&R テスト出る順英単語』
著者 : 笠原禎一