Avast、プライバシー最重視の独自ブラウザ公開、広告ブロックも可
アンチウィルスソフトなどで知られるAvastが、独自のセキュリティ対策機能を搭載したブラウザ「Avast Secure Browser」を公開しました。以前はSafeZone Browserとして公開されていたもので、機能強化にともない名称も変更となりました。

Avast Secure BrowserはオープンソースのChromiumをベースとしており、独自のセキュリティ&プライバシー センターを搭載。ウェブサイトや広告による追跡を防止するトラッキング対策や、ブラウザのバージョンや言語などを偽装し、ユーザーの特定を阻む指紋採取対策機能、広告を非表示にするアドブロック機能、悪意のあるサイトやファイルをブロックするフィッシング対策機能などを備えます。

Avast Secure Browser自体は無料で利用できますが、Avast SecureLine VPNなどの有料サブスクリプションも提供されています。

セキュアなだけではなく、他の主要なブラウザと比較し、人気のあるウェブサイト1,000サイトでのサンプルでは、平均30%高速だったとのこと。ただし、Avast Secure Browserのサイトでは、広告をブロックすることで高速化しているとの記述もあり、この速度については広告をブロックしデータ量が減少したための高速化と考えられます。

なお、セキュリティやプライバシーとは関係がありませんが、YouTubeなどストリーミング動画をダウンロードする機能も備わっています。

Avast Secure Browserの対応OSはWindows 7/8/10で、iOS/Android版は2018年後半にリリース予定。Mac版のリリース予定は不明です。