“主演小説”の映画化で無事主演することが決まった大泉洋

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塩田武士・著、大泉洋・“主演”の小説「騙し絵の牙」(KADOKAWA)の実写映画制作がスタートした。主演を務めることが決まった大泉は「いまはただただ、この主役の話が、ちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)」とユーモアを交えてアピールしている。

原作者・塩田氏と筒井康隆氏の対談も!

■ 大泉が“組織に翻弄される男”に

『騙し絵の牙』は、発案当初から映像化を視野に入れて企画され、俳優・大泉洋を緻密に分析、“あて書き”(大泉を主人公にイメージして執筆)された小説。2018年本屋大賞にノミネートされ、発売と同時に映像化のオファーが殺到していたが、今回ついに映画化始動となった。主演はもちろん大泉洋だ。

本作で大泉洋が演じるのは、雑誌の廃刊を回避するため奔走する編集長・速水輝也。誰にでも愛される“人たらし”ながら、その笑顔の裏に深い陰を持つ、タイトル通り「騙し絵」のような二面性を持つ男だ。

大手出版社で雑誌編集長を務める速水はある夜、上司から廃刊を匂わされショックを受ける。そして、このことをきっかけに、速水は組織に翻弄され、次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて――というストーリー。リアルな筆致で出版界の<光と闇>を描いた社会派長編作品だ。

■ あて書き小説という新たなスタイル

一般的な映画やドラマの場合、既にベストセラーとなっている小説やマンガの中から、映画会社やテレビ局などが映像化する作品を選び出し、その本の登場人物に合わせて俳優をキャスティングするが、本作は、そのスタイルとは異なり、芸能事務所と出版社と作家で、あらかじめ俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」した文芸作品を制作。その後の映像化まで見据えた企画にするという、これまでにない新たなるチャレンジ作品として始まった。

物語のプロット作りは2013年、作家と出版社、芸能事務所、そして主演の大泉洋本人も交えスタート。幾度もプロット改稿を重ね、2016年5月から2016年11月まで雑誌『ダ・ヴィンチ』にて、主人公に扮する大泉洋を扉絵に起用して連載し(全7回)、2017年8月31日に単行本として刊行した。

執筆時には、著者の塩田武士が大泉洋の出演する映像作品や資料、そして本人との直接の会話・取材から大泉洋を徹底分析。大泉の口調やモノマネなどを忠実に作品に落とし込み、とことん主人公=大泉洋にこだわった「完全あてがき」の作品となった。

待ちに待った映画化プロジェクト始動に企画の当初から名を連ねていた大泉は、「なんでもっと簡単な作品にしなかったのかと今更後悔しております(笑)」と大泉節をさく裂させつつ、「いよいよ小説の中の大泉が、映画になって、スクリーンに登場します。楽しみにお待ち下さい!」と作品を力強くアピールしている。

■ 主演:大泉洋コメント

ついに! 「騙し絵の牙」映画化、現実的に動き始めました!! そもそものきっかけは、「映像化された際に僕が主演できるような小説ない?」と長年尋られ続けた編集者が、「もう私がつくります!」と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画でした。今はただただこの主役の話が、ちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)。

もともと私に当て書きして頂いた作品ですからこの「速水」という役については本来なんの役作りも必要ないはずなんですが、なんせ物語は出版界を舞台にして、自身が手掛ける雑誌の存続をかけて会社と対決していくという、骨太な社会派作品のため、結局えらい難しい役になっております! なんでもっと簡単な作品にしなかったのかと今更後悔しております(笑)。

しかし、塩田先生の原作は最高に面白いので、必ずや面白い映画になると確信しております! 原作を読んでいただいた皆様、お待たせ致しました! いよいよ小説の中の大泉が、映画になって、スクリーンに登場します。楽しみにお待ち下さい。

■ 著者:塩田武士コメント

「大泉洋“主演”小説」--。前代未聞の企画立案から5年。映画化に向け、いよいよ本格的に動き始めました!全く新しい形のエンターテインメントを目指してきたので感無量です。

この間、大泉さんは「蓋を開けてみれば主演が別人」という“騙し絵”を恐れてきました。それは原作者である私も同じで、各方面で「大泉さんだから書けた」と訴えてきた手前、引くに引けない状況でした。

大泉洋=速水輝也(主人公)--ハマり役という言葉が生ぬるく聞こえる、映画史上類を見ないシンクロ率100%の主演俳優! あぁ、早く大スクリーンであの天性の人たらしが見たい!「社会派」と「40代の色気」をまとった大泉洋は無敵です。(ザテレビジョン)