スマホは更新月で買い替えるべき? 意外に知らない更新月がベストとは限らないワケ

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スマホなど携帯電話を契約すると必ず加入、案内されるのが「年間契約」。
・大手携帯電話会社だと2年
・格安スマホだと1年
という年間契約が多いですね。

それぞれ契約期間の途中での解約には解除料が発生します。
とはいえ、いざ自分の解除料がかからない月がいつかは知らない人が多いのです。

「2年契約だから、2年後の今日でしょ」なんて考えがちですね。

そこで今回は、
年間契約についておさらいしつつ、時期によっては年間契約の解除料を払ってでも買い替えを選んだ方がお得になることなどを、ご紹介していきます。

○年間契約は「n年後の来月」
スマホなど携帯電話の年間契約は「1年」や「2年」が主流ですが、最近は「3年」といった契約プランも用意されています。
どれも「契約期間を終える年の、自分の契約した月」が解除料のかからない月=更新月ではないことがほとんどです。

例えば
・2016年の2月に契約
・契約は2年毎の自動更新(2年縛り)
で契約をしたとします。

この場合、契約更新月は「2018年2月」だと考えてしまいますが、実際には「2018年3月」となる契約がほとんどです。

携帯電話の年間契約は、
「契約した月の翌月を1ヶ月目」としてカウントします。
そこから24ヶ月など、年間の縛りを設けています。


契約更新の案内と実際の月の数え方の差異は契約時に確認しておきたいところ


すべての会社が同じとは限りませんが、少なくとも「年間契約期間を終えた同じ月」ではなく「年間契約期間を終えた翌月」である可能性も考慮しておくといいでしょう。

というのも、今使っている携帯電話の年間契約が終わるタイミングで買い替えを検討している人がほとんどだからです。
丁度年間契約が終わるタイミングに、新生活の準備や新機種の発売時期を見越して予定を立てる人は多いでしょう。

「自分は関係ない」と思っていても、現在利用しているモデルへの不満、サービスへの不満を感じた場合は、解除料のかからない年間契約期間が完了するタイミングを待ち遠しく感じることでしょう。

意外と他人事ではないのです。

○年間契約満了を待つより、今買い替えた方がお得な場合も
年間契約の解除料といえば、一般的にイメージするのは「約一万円」くらいでしょう。
1万円の解除料だけならまだ許容範囲かもしれません。
しかし、ここに数万円するスマホ本体の分割払い残金もあると考えると、
・解除料もかからない
・分割の残りもない
年間契約が終わるタイミングが、買い替えに踏み切りやすいと言えます。


ところがが、
実は、年間契約が終わるタイミングが、買い替えに最適とは限らないのです。

スマホや携帯電話が最も安く買えると言われているには「春商戦」です。

毎年学割がスタートする年明けから3月末までのこの時期は、
・気になっている機種が安く買える
・毎月の料金がお買得になるキャンペーン
などが充実しているのです。


最新機種が一括0円は春商戦ならでは


例えば、最新のiPhone 8の本体代金は7万円〜9万円ほど。
これがお買得なシーズンであれば一括0円と、値引き額は年間契約の解除料や、本体代金の分割の残りよりも大きくなります。
この時期から、それらを払ってでも最新機種に買い替えた方がお買得に購入できるのです。


モデルチェンジ前後もお買得


また、
・最新モデルにこだわらない
・今使っている機種よりも新しいモデルならOK
という人もいますよね。

スマホや携帯電話のモデルチェンジは、早いもので半年、長くても1年で後継モデルが発売されます。
このためモデルチェンジのタイミングを狙うことで、
・数万円の本体価格が無料になる
などのメリット生まれます。
年間契約の解除料を払っても、お得に新しいモデルに買い替えできるだけの還元額が大きくなります。

そのほかにも、「春商戦」では、今使っている機種を下取りに出すキャンペーンも盛んに行われています。
機種代金の分割で残っている額よりも、下取りで受けられる割引額の方が大きい。
といったケースもあり、下取りに出して最新機種に買い替えた方が実質的に、お得になることも多々あります。


携帯電話の年間契約が満了する時期を正しく把握して買い替えを行うのは理想ではあります。

しかし、もっと快適に利用するためにお得なキャンペーンを利用するために、・自分の契約更新はいつか
・契約更新以外の買い替えの解除料がどのくらいかかるのか
・機種代金の分割など、解除料以外にお金がかかるものがあるのか
といった情報を把握して、上手な買い替えをしていきましょう。


迎 悟