NHKが過去の連続テレビ小説を4月から月曜から金曜の夕方に再放送すると一部スポーツ紙が報じた。

 旧作朝ドラの再放送と言えば現在、吉高由里子がヒロインの「花子とアン」をBSプレミアムが再放送中だ(月曜から金曜、午前7時15分から)。今回は地上波の総合テレビで再放送する。第1弾として、尾野真千子がヒロインをつとめた11年後期の「カーネーション」が4月9日にスタート。月曜から金曜の午後4時20分から1日に2話ずつ放送するという。

 今回の編成は、1961年の連続テレビ小説の放送開始以来初となる「超異例」の措置なのだとか。第1弾に「カーネーション」を選んだのは、「近年の連続テレビ小説の中で、視聴者の反響が大きな作品の一つ。再放送の希望も多数寄せられている」と説明しているという。

 「おそらく、テレビ朝日が夕方から頻繁に放送している『相棒』シリーズが8%台の視聴率を記録していることに影響されたのでは。ということは、逆にテレ朝にとってNHKは強力なライバルになりそうだ」(テレビ局関係者)

 今後、続々と過去の名作が放送されるだろう。しかし当然、放送しづらいものもありそうだ。「女優ののんが能年玲奈名義でヒロインを務めた『あまちゃん』は、2015年4月にBSプレミアムで再放送されたが、直後に事務所との契約問題が発覚、今後の再放送は難しい。そして、土屋太鳳がヒロインの『まれ』は、主要キャストの高畑裕太が女性がらみの犯罪で逮捕され、不起訴になったものの引退状態。主要キャストの清水富美加も幸福の科学に出家してしまった。こちらの再放送も難しそうだ」(芸能記者)

 第2弾にどのドラマを放送するかが注目される。