(左から)イブラヒモビッチ、ディバラ、ノイアー、ダビド・ルイス、レナト・サンチェス【写真:Getty Images】

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3月シリーズで招集されなかった各国の大物たち ドイツでは守護神ノイアーに黄信号!?

 今年6月に開催されるロシア・ワールドカップ(W杯)まで残り3カ月を切った。

 日本代表は欧州遠征に臨むメンバー26人を発表したが、今回の国際Aマッチウィークは各国にとっても本大会メンバーの最終選考の場となる。スペイン紙「マルカ」は、「ワールドカップを欠場する可能性があるスター選手17人」と題し、3月シリーズでメンバー外となったスターたちを紹介している。

 W杯出場各国は、5月14日までに予備登録メンバー35人を、6月4日までに本大会登録メンバー23人を国際サッカー連盟(FIFA)に提出しなくてはいけない。各国の指揮官は最終選考に入っている状況だが、今週の国際Aマッチウィークでは、W杯出場国同士が各地で親善試合を多く行う予定で、最後のサバイバルが繰り広げられることになる。

 そんななか、3月シリーズのメンバーリストから外れた大物たちがいる。まず、ブラジル代表ではチェルシーのDFダビド・ルイスとマンチェスター・シティのDFダニーロだ。二人ともクラブでポジションを失っており、記事ではこのままの状況ではW杯出場は厳しいと伝えている。

 そのほか、ドイツ代表では左足骨折でリハビリ中のバイエルンGKマヌエル・ノイアーに加え、ドルトムントで復帰したばかりのFWマルコ・ロイス、MFマリオ・ゲッツェ、MFユリアン・ヴァイグルの名前が挙がっている。


アルゼンチンはディバラやイカルディらが未招集

 また、スウェーデン代表への復帰が噂されているFWズラタン・イブラヒモビッチ(マンチェスター・ユナイテッド)、ポルトガル代表のMFナニ(ラツィオ)やMFレナト・サンチェス(スウォンジー)、イングランド代表でもFWダニエル・スターリッジ(リバプール)やDFガリー・ケーヒル(チェルシー)がメンバーから外れており、W杯出場が危ぶまれている。

 そして、忘れてはならないのが南米の強豪アルゼンチンだ。アルゼンチン代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督は、今回のメンバーにユベントスFWパウロ・ディバラやインテルFWマウロ・イカルディ、パリ・サンジェルマンのMFハビエル・パストーレらを招集していない。アルゼンチン代表の攻撃陣はバルセロナのFWリオネル・メッシを筆頭に豪華なメンバーが揃っているが、これだけの実力者が入れない可能性があるというのは各国にとっても驚きだろう。

 果たして2カ月後、各国代表にはどのような顔ぶれが並ぶのだろうか。

「マルカ」紙が紹介した17選手は以下の通り。

【ブラジル代表】
ダビド・ルイス(チェルシー/DF)
ダニーロ(マンチェスター・シティ/DF)

【ドイツ代表】
マヌエル・ノイアー(バイエルン/GK)
マルコ・ロイス(ドルトムント/FW)
マリオ・ゲッツェ(ドルトムント/MF)
ユリアン・ヴァイグル(ドルトムント/MF)

【アルゼンチン代表】
ヘロニモ・ルジ(レアル・ソシエダ/GK)
ハビエル・パストーレ(パリ・サンジェルマン/MF)
パウロ・ディバラ(ユベントス/FW)
マウロ・イカルディ(インテル/FW)

【イングランド代表】
ガリー・ケイヒル(チェルシー/DF)
ダニエル・スターリッジ(リバプール/FW)

【ポルトガル代表】
ペペ(ベジグタシュ/DF)
エデル(ロコモティフ・モスクワ/MF)
レナト・サンチェス(スウォンジー/MF)
ナニ(ラツィオ/FW)

【スウェーデン代表】
ズラタン・イブラヒモビッチ(マンチェスター・ユナイテッド/FW)


(Football ZONE web編集部)