「アーユルチェアーは受動的に姿勢をよくする」と話す高岡英夫・運動科学総合研究所所長(撮影:佐谷恭)

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ファッション雑貨の企画・販売のトレイン(東京都渋谷区・長谷川康之社長)など4社は18日、“正しい姿勢を学べる”子ども用の椅子「Ayur Chair(アーユルチェアー)」を発売すると発表した。子どもに正しい姿勢を身につけさせることで、肉体的、精神的な安定感をはかることが狙い。

 トレインが学習机の付属品として、数十年形状が変化していない子ども用の椅子に注目し、“正しい姿勢を維持できる”という付加価値をつけて「アーユルチェアー・プロジェクト」を企画した。イトーキ<7972>、小泉産業(大阪氏中央区・川瀬文雄社長))、バルス<2738>の家具・インテリアの競合3社が賛同し、同じコンセプトの商品を各社で作ることになった。

 アーユルチェアーの主な特徴は、座面角度が後ろに傾いていること、座面が2つに割れていること。座面を後ろに傾けることで、椅子をまたぐ状態をつくり、相撲取りの四股踏みや乗馬と同じような姿勢になるので、骨盤が伸び、背筋が伸びるという。また、2つに割れた座面は、左右の坐骨を意識させ、尻全体ではなく、坐骨で座ることができるという。

 製品発表会にゲストとして参加した運動科学総合研究所所長で、身体をゆすることで心身をリラックスさせる「ゆる体操」の考案者である高岡英夫さんは「体操は姿勢を変える能動的なものだが、アーユルチェアーは受動的に姿勢をよくする。いい姿勢になれば、脊髄圧迫や呼吸機能、内蔵機能を向上させ、脳の働きも活発になる」と話した。

 製品コンセプトを考案したトレインの長谷川社長は「学校や塾、家庭に普及させたい。日本人の前かがみな姿勢にあわせてデザインされたランドセルのように、認知度100%を目指す」と、アーユルチェアーを“第2のランドセル”にしたいという構想を語った。

 アーユルチェアーはトレイン製が同日発売。他3社も来年1月に発売予定。価格は1脚あたり1万8000円〜4万4100円。トレインは同コンセプトのアーユルデスクーと大人用アーユルチェアーも年末までに発売を予定している。Ayur(アーユル)は、サンスクリット語(梵語)で“いのち”を意味する単語。【了】

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