「華やかなフィニッシュ!」ケルン大迫勇也の豪快な一撃に独メディアが賛辞

3月の日本代表・欧州遠征を前に、ケルンの大迫勇也が痛快弾をねじ込んだ。
現地時間3月12日のブンデスリーガ26節、ヴェルダー・ブレーメンvsケルンの一戦。リーグ戦で最下位に沈むアウェーチームは、33分に先制点を奪われてしまう。そんな苦しい展開のなか、エースが試合を振り出しに戻す。53分だった。39歳FWクラウディオ・ピサーロのパスをエリア内で受けた大迫は、軽く左に持ち出しとすぐさま豪快に左足を一閃! 強烈な一撃をブレーメン・ゴールに叩き込んだ。
リーグ戦で2試合ぶりとなる今シーズン3点目で、ヨーロッパリーグを合わせると通算5点目。残念ながらチームはその後2失点を喫して1-3で敗れてしまい、残留に向けていよいよ後がなくなったが、ドイツ・メディアは大迫の奮闘を称えている。
サッカー専門誌『Kicker』は「ピサーロのパスを巧くコントロールし、オオサコが華やかなフィニッシュを決めた」と評し、ネットワーク局『DW』は「素早い身のこなしからオオサコがパワフルショットを蹴り込む。チームに希望をもたらすゴールだ」と報じた。
とはいえ、チームの残留が危機的状況なだけに、各メディアのケルンへの風当たりは強い。地元紙『Kolner Stadt-Anzeiger』は「引き分けでも最下位を脱出できるチャンスだったが、またしても悲惨な結果に終わり、これを逃してしまった」とレポート。2部との入れ替え戦に進む16位(武藤嘉紀のマインツ)とは8ポイント差だ。残るは8試合。大迫とケルンの瀬戸際の戦いが続く。