レトロかわいい!「トロリーポール電車展」が横浜で開催

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◆レトロかわいい!「トロリーポール電車展」が横浜で開催

箱根登山鉄道チキ1形の模型
2018年4月2日(月)まで、横浜の原鉄道模型博物館にて開催中の「〜追憶の横浜・京都〜 トロリーポール電車展」は、かわいらしい鉄道模型など、貴重な品々にお目にかかれるチャンス。鉄道好きはもちろん、横浜のレトロで異国情緒あふれる雰囲気が好きな人にもおすすめ。


京阪電車「びわこ号」の模型が初走行する
レトロでかわいい鉄道模型が初走行
原鉄道模型博物館は、著名な鉄道模型製作・収集家である原信太郎さんが所蔵した世界一とも言われる膨大な鉄道模型や、鉄道にまつわるコレクションを公開している施設。原信太郎さんの手による鉄道模型は、レールのつなぎ目から鳴るゴトンゴトンという走行音まで忠実に作り上げられているのが特徴で、一つひとつの作品から鉄道への愛を感じられる。

電車展のテーマは「トロリーポール電車」。京都では1895年、横浜では1904年から走行し、昭和の街の風景を作ってきた路面電車で、その趣のある車両はレトロな魅力がたっぷり。今回は、京阪電車「びわこ号」など、これまで動かさずに展示していた模型たちが初走行する。原信太郎さんが愛した小さな模型たちが走る姿は、鉄道初心者も「かわいい!」が止まらないはず。


昭和24年当時の生麦(撮影:原信太郎)
国際都市・横浜のルーツがわかるフォトエッセイ
原鉄道模型博物館と同じ建物(横浜三井ビルディング)の1階では、横浜と横浜市電の歩みをたどるフォトエッセイを展示。写真からは、英語が書かれた車両や米軍兵士による交通整理の様子など、1949年(昭和24年)当時の横浜を垣間見ることができる。国際都市・横浜のルーツを知る、いい機会になりそう。

さらに、日本初の電車「京都市電 北野線(N電)」のトロリーポール電車最後の日を記録した初公開映像が上映されたり、電車出発時の鈴を鳴らす体験展示があったりと、原鉄道模型博物館ならではの催しが楽しめる。


横浜市電保存館の車両展示コーナー。運転台や座席など、車内にも入れる
模型の後は本物の路面電車も見に行こう
同じく横浜市内にある「横浜市電保存館」とコラボしたスタンプラリーも実施。横浜市電保存館は、市電の車両や停留所標識、敷石などを当時の姿で保存している施設で、市電が走っていた時代の空気を感じられるような展示が特徴。

スタンプラリーでは、横浜市電保存館で1つ、原鉄道模型博物館で2つのスタンプを集めると、オリジナルのトレーディングカードや缶バッヂがもらえる。原鉄道模型博物館で模型のかわいさに触れたあと、横浜市電保存館で本物の路面電車を見に行くのがいいかも。鉄道好きも、初心者も、この春は横浜の鉄道スポットに出かけてみよう。