ゲイリー・オールドマン(Gary Oldman) photo : Getty Images

3月4日(日)に開催されたアカデミー賞授賞式。本命視されていたゲイリー・オールドマンが見事、主演男優賞を受賞! でも彼の元妻がオールドマンに賞を与えた映画芸術科学アカデミーを批判している。

映画『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』で主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン。この結果を彼の3番目の妻だったドーニャ・フィレオレンティーノが批判している。

今年2月、オールドマンがオスカーにノミネートされた後「結婚している間、彼から暴力を受けていた」と告白したドーニャ。「アカデミー賞にノミネートされた人はもっと高い規範を持っているべき」と語り、オールドマンがオスカーにふさわしくないと主張していた。

でもその告発は無視された形に。ドーニャはエンタメサイト「TMZ」に「おめでとう、ゲイリー。おめでとう、アカデミー。1人だけでなく、2人の虐待者にオスカーを授与してくれて」「私たちは進化したと思っていたわ。『Me Too』のムーブメントはどうなってしまったの?」とコメント。「1人だけでなく、2人」というのはオールドマンと元NBA選手のコービー・ブライアントのこと。ブライアントは今年、原案・脚本を書きプロデュースを務めたアニメーション映画『Dear Basketball(原題)』で短編アニメ賞を受賞! バスケットボール界だけでなく映画界でも大きな評価を得た彼に、賞賛の声も。でも実は彼には2003年に宿泊していたホテルの女性従業員に性的暴行を加えた容疑で逮捕、起訴された過去がある。そのブライアントに賞を与えたことについてもドーニャは批判している。

コービー・ブライアント(Kobe Bryant)、グレン・キーン(Glen Keane) photo : AFLO

新聞「サン」にオールドマンの暴力について赤裸々に語っているドーニャ。次男チャーリーを出産した直後、彼女は関節リウマチに苦しみ鎮痛剤とお酒を常用するようになった。そのドーニャをオールドマンは日常的に怒鳴りつけるようになったという。暴力に耐えられなくなった彼女が警察に通報しようとすると、その電話の受話器で殴られたこともあったとドーニャは語る。「とても昔の事件ではあるけれど、子どもの前で殴られたことは今でもトラウマになっている」とも。離婚に際しオールドマンは薬やお酒の問題を抱えるドーニャが「母親にふさわしくない」と主張し2人の息子の親権を獲得している。しかしドーニャはオールドマンにも飲酒やドラッグ、買春の問題があったと告白。「彼は息子たちを奪い、私の人生を壊した」と語っている。

ゲイリー・オールドマン(Gary Oldman)、ドーニャ・フィオレンティーノ(Donya Fiorentino) photo : Getty Images

オールドマンは彼女の告発を否定しているけれど、たとえ容疑であっても虐待者に対し今のハリウッドが厳しい態度を取っているのは明らか。実際、すでにオールドマンやブライアントの受賞、またセクハラ疑惑が浮上しているライアン・シークレストがレッドカーペットのレポーターを務めたことに対してアメリカ世論は批判的。これからさらにオールドマンやブライアンの受賞に対し、議論が起きる可能性も。続報にも注目したい。