辛い物が頭皮に与える影響

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辛いものは頭にいい、悪い?

辛い食べ物はお好きですか?

エスニック料理がブームになったのは昔のことで、今はすっかり定着した感があります。

また、キムチに代表される韓国料理を好む人も多いですね。

さて、よく言われることに「辛いものは頭(髪の毛や頭皮)によくない」というものがあります。
しかし、逆に「辛いものは育毛効果がある」という話も聞きますね。

いったい、どちらが本当なのでしょう。

頭にも発汗作用が及ぶ

辛いものの代表は、何と言っても唐辛子でしょう。

唐辛子を辛くしている原因物質は、カプサイシンと呼ばれる化合物です。
このカプサイシンには発汗作用があります。
激辛料理を食べて滝のような汗をかいたという経験をした人は多いでしょう。

辛いものを食べると薄毛になるとかハゲるとかいわれるのは、実はこの強い発汗作用に起因しています。
頭からも大量の汗をかき、皮脂の分泌も多くなるので、それが頭皮の衛生状態を損なったり、ダメージを与えたりするので、良くないという説です。

しかし、この噂には科学的根拠はありません。
たとえ、大量の汗をかくことが頭皮の健康維持に良くないとしても、毎日きちんとシャンプーしていれば、それほど問題になることではありません。

薄毛の男性が多い割合を国別に見ると、激辛料理をほとんど食べないヨーロッパが上位を占めるという統計もあります。

血行を促進する効果が

逆に、「辛いものは頭皮にいい」という説はどうでしょう。

カプサイシンには前述したように発汗作用があります。

それは、この物質が体温を上昇させ、発汗を促すからです。
髪の毛のためには頭皮を指の腹でマッサージするのが効果的だというのは聞いたことがあるでしょう。
これは、もみほぐして血行を促進し、毛根を活性化するためです。

マッサージが外的刺激で血行を良くするのに対し、カプサイシンは体の中から同じ効果を得られるということです。

いいからといって、摂り過ぎはNG

カプサイシンをマウスに皮下注射すると体毛が伸びたとか、カプサイシンとイソフラボンを一緒に摂取すると発毛に効果があったとの論文もあります。
イソフラボンは女性ホルモンと同じように働く物質で、大豆などに多く含まれます。

科学的にはっきり立証されているわけではないのですが、「辛いものを食べると薄毛になる」というのが全く根拠のないということに比べると、「辛いものは頭皮に良い」という説は信じるに足りるといえるかもしれません。

ただ、何事も適量が肝心。
頭皮に良いからと激辛料理を食べすぎると、食道や胃などの消化器系にダメージを与えます。ご用心を。