(写真)「働き方改革」一括法案に反対して行われた緊急国会前行動=28日、衆院第2議員会館前

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 労働組合の女性部や女性団体などが参加する日本婦人団体連合会(婦団連)は28日、女性差別を固定化する「働き方改革」一括法案に反対する緊急の国会前行動を行いました。

 「長時間労働ノー」「なくそう女性の貧困」と書かれたハート形のプラカードやイラスト入りポスターなどを持参し、女性たちが集結。国会に向かって怒りの声をあげました。

 柴田真佐子会長は、裁量労働制をめぐる労働時間データねつ造を批判。長時間労働や不払い労働の温床となる裁量労働を拡大し、企業による恣意(しい)的な賃金格差や過労死ラインの残業を認める「働き方改革」では、「格差が固定化され、女性が働き続けることが難しくなる」と強調しました。

 安倍政権が「女性活躍」を掲げる一方、働く女性の半数近くが出産を契機に離職している実態などを指摘し、「労働者の命や健康、権利を守る法律を取っ払う『働き方改革』一括法案には反対だ」と述べ、安倍内閣に法案の国会提出を断念するよう求めました。

 全労連女性部の大西玲子事務局長は、「非正規雇用の女性の賃金は、正社員の男性の3割しかない。格差を是正する法案こそ必要だ」と強調。自由法曹団の中野和子女性部長は、「残業を規制し、女性が働きながら子育てできる仕組みをつくるべきだ」と訴えました。