発生したバカマツタケ

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奈良県森林技術センターは27日、マツタケの近縁種「バカマツタケ」の人工栽培に全国で初めて成功したと発表した。

奈良県森林技術センターと整備機構森林総合研究所は、2015年度から共同で「高級菌根性きのこの栽培技術」を研究。奈良県では、「バカマツタケ」の人工栽培技術の開発に取り組んだ結果、人工的に林内でバカマツタケ菌を増殖させ、きのこを発生させることに成功した。今後は、栽培技術を確立し、県内のきのこ生産者に普及していくとしている。

「バカマツタケ」の見た目と味わいはマツタケとほぼ同じだが、香りはマツタケよりも強い食用きのこ。松林に発生するマツタケとは異なり、広葉樹の根に菌根を形成する。