バレンタインは気になる人と親密になるきっかけをくれる素敵なイベント。相手への好意をお菓子にして贈る…というのが風習ですが、最近では異性だけではなく、同性の友人やお世話になっている人などにお菓子を贈る人も増えています。特に女性だって相手が誰であれチョコレートをもらうと嬉しいもの。誰かを喜ばせたいと思う気持ちがあれば、「めんどくさい」なんて思わずに、チョコレートにまつわるギフトを普段お世話になっている人にしてみては?

2月14日がバレンタインなのは製菓会社の戦略とは言いきれない

もともと2月14日は、どんな出来事があったから「バレンタイン」という日になったのでしょうか?多くの人が製菓会社の戦略、と思っているのでは? 実は2月14日は、聖バレンチヌスという人物が殉教した日。当時のイタリア・ローマでは「兵士の士気が弱ってしまう」ことを理由に、兵士には結婚が禁じられていました。バレンチヌス司祭はこれに反対してキリスト教の愛の信仰を貫こうとしたため、2月14日に絞首刑にされてしまいます。この出来事からバレンチヌスを「愛の聖人」として敬うため、2月14日は「バレンタインデー」となったのです。現在でもバレンチヌスは、恋人たちの守護神として崇められています。

同性に贈っても良いし、チョコじゃなくても良い

女性が気になる男性に「好きです!」と言って手作りチョコを渡す…スタンダードなイメージのバレンタインを思い浮かべる人もいるでしょうが、ここ数年は、「自分に」「友達に」と、贈る相手は気になる男性でなくてOKというのが主流になっています。この時期にしか食べられない貴重なチョコレートもたくさん出てくるので、味見を兼ねて楽しみたいですよね。実際にヨーロッパでは、男性が女性にお菓子を贈ることもあります。また、贈り物はチョコレートだけではありません。相手のことを思って選んだプレゼントを贈り合うことだってあります。女性同士で友情や信頼のあかしとして、上司や部下、先生へ日頃の感謝の気持ちを込めて…とにかく相手を思う気持ちさえあれば、バレンタインはどんな相手に何を送ってもOKという時代です。

チョコ菓子にもいろいろ。選んで贈ろう

「チョコを贈る」と言っても、チョコにもたくさんの種類があります。ただの粒状のチョコレートなのか、ショコラなのか、トリュフなのか。もしバレンタインにチョコを渡す相手が複数いるのなら、相手に合わせて種類も変えてみましょう。高級感を出したいときには、オペラ座の舞台を思わせる「オペラ」というケーキはいかがでしょうか?同じチョコレートケーキでも社交界で有名になった「ザッハトルテ」なら、世界的に馴染まれているため相手を選ばず好印象。チョコレートケーキなら、贈る相手と一緒に食べるのも楽しいですよね。

飲み物にしてさらっとチョコを贈るのもあり

2月は冬真っ盛りの寒い季節です。無理にチョコ菓子にこだわらず、飲み物にして贈るのも素敵です。オーソドックスなココアは、マシュマロやクリームをトッピングすることで個性を演出できます。板チョコを刻んで作る本格的なホットチョコレートは、ココアとはまた違った濃厚な味わいを楽しめますよ。チョコレートの味を強く出すなら、板チョコはブラックチョコレートを使うのがおすすめです。サプリの読者には男性の方も多くいますが、男性も是非女性にチョコレートにまつわるギフトをしてみてくださいね!


writer:さじや