中央学院(千葉)「マネージャー以外の高校生活は考えられない!」

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 昨秋、千葉県大会準優勝で出場した関東大会で初優勝を果たし、初の選抜出場を決めた中央学院。これまでも県内では上位進出しながらも、なかなか甲子園への扉を開くことはできずにいた学校だが、ついに扉を切り開くことができた。今回はそんなチームを支える3人の女子マネージャーに話を聞くことができました。

データ管理はExcelで!

マネージャー室の様子

 部員49名を誇る中央学院野球部。その選手たちを支えるのが女子マネージャーの大石桃子さん(2年)、葛生優香さん(2年)、小山和奏さん(1年)の3人だ。

 3人の普段の活動内容は、朝ごはんの準備から始まり、練習中に選手たちが飲むドリンクのボトル・ジャグの用意、指導者の方たちのお茶出しなどの練習前のサポート。さらには寮生たちのバスタオルの洗濯や、選手たちが練習しやすいように環境を整備することなど、活動内容は多岐にわたる。マネージャーは全員自宅生だが、寮生のサポートもマネージャーの仕事だ。

 中でも特徴的だったのが、データの管理だ。練習試合などのデータをまとめ、打率、出塁率などの計算をする。それまでは計算方法について知らなかったが、マネージャーになって学んだと言う。さらにはOPS(出塁率と長打率を足したもの)やWHIP(投手が1イニング辺り何人の走者を出すかの指標)を算出するなど、一歩踏み込んだデータ管理を行う。これらの管理には表計算ソフトのExcelを使用しており、パソコンのスキルも身に着けることができて良かったと語る。

 3人が一番やりがいを感じるときについて聞くと「選手から『ありがとう』の声が聞けたとき」だと話してくれた。日々の部活の中ではおそらく、辛いこともあるだろうが、やはりこの一言がエネルギーの源になるのだろう。合宿中には4時起きで学校に向かうなど、体力的にもハードだ。しかし「早起き」に関しては他の学校には負けないと言う。

 マネージャーの仕事の中で一番楽しい仕事は何かと聞くと「合宿中の洗濯」「食堂での食事当番」だと言う。洗濯というのは意外だったが、マネージャー同士で色々な話をしながらゴシゴシと洗濯物を洗う時間が貴重な時間になっているのかもしれない。

 「引退してしまったときの悲しさがあった。時には優しく、時には厳しく私たちを成長させてくださったかけがえのない大好きな先輩です。」と語るのは、昨夏で引退した3年生のことだ。4月には新入生も入ってくる。後輩たちもきっと、彼女たちの背中を見ながらバトンを受けるのだろう。

マネージャー以外考えられない!

 そんな3人がマネージャーになったきっかけとは何なのか。それはずばり「野球が好きだから!!」の一言に尽きると言う。

 マネージャーになってからは「身だしなみ」「あいさつ」「返事」を心掛けるようになり、日々の生活でも変化があったそうだ。「めりはりがつくようになった」「早起きができるようになった」「周りを見られるようになった」と、野球だけでなく、人としての成長ができたと語る。彼女たちが目指す「学院野球部にふさわしいマネージャー」になれる日も近いことだろう。

 活動の中で嬉しいときについては、選手からの感謝の言葉をもらったときに加え、「試合に勝ったとき」だと言う。中でもやはり一番嬉しかったのは昨秋の関東大会で優勝したときだ。「関東大会優勝という経験をし、監督、部長からメダルをいただいたこと」がこれまでで一番嬉しかったことだと語ってくれた。

 もしもマネージャーになっていなかったら何をしていたかと言う質問には「マネージャー以外考えられない!」と、野球部愛が溢れる回答が飛び出した。

 最後に彼女たちから選手たちへのメッセージを頂いた。「貴重な経験をさせていただき、ありがとうございます。これからも一生懸命頑張りますので、宜しくお願いします。」

 ここから残り約半年の高校野球生活。最後まで全力で走り、後輩たちにバトンを引き継いで欲しい。