高梨沙羅

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29日放送、日本テレビ「news zero」では、キャスターの嵐・櫻井翔が女子スキージャンプの平昌五輪代表・高梨沙羅(21)にインタビュー。今季のW杯で勝てていない高梨の本音に迫った。

弱冠15歳で日本女子として初となるW杯優勝を遂げ、2014年のソチ五輪では金メダル候補と期待された高梨。だが、17歳で臨んだ初の五輪では4位とメダルを獲得できず。高梨は「まだまだ未熟でしたし、そこで戦えるだけの力もなかった」と振り返る。

「心と体と技術のバランスが取れていて、やっと4年に一度の大チャンスをつかめる」と、技術だけでは勝てないと考えた高梨は、新たな取り組みに挑んでいる。その一つが、日誌を書くことだ。

2017年の春から、高梨は感情を殴り書きする「メモ帳」、清書する「日誌」、いつでも見られる「携帯のメモ」の3つに分け、自分の状態や思っていることを文字起こししている。「『ドーン』とヘコんだ」や「『シュッ』といった」など、書き分けることで気持ちの整理がつくという。

櫻井からそのメモを見られないかと聞かれると、高梨は笑顔で「いや、見せません」。「自分の裸を見られている感じ」「ちょっと恥ずかしい」と、断固拒否した。

それでも、昨季まで2季連続でW杯総合優勝を果たしていた高梨は、今季未勝利。「自分のジャンプに気持ち悪さを感じていた」と、アプローチの組み方に問題があったと分析する。

また、今季7勝のルンビ(ノルウェー)や2勝のアルトハウス(ドイツ)など、ライバルたちが好調とあり、「誰が勝ってもおかしくない」と、女子ジャンプ自体のレベルが上がったと指摘した。

ただ、高梨は「目の前に強い選手がいるからこそ、今の自分では戦えないんだということを改めて痛感させてくれる」「それを超えるためにはどうしたらいいかを考え始めた結果、どんどんアイディアが浮かんできて、それを試すのが楽しみになってきています」と、前向きな姿勢だ。

追われる立場だったソチ五輪から追う立場になったことが「大きな変化」と語る高梨は、「これを超えたらきっと自分ももう一皮むけて成長できる」と、さらなる飛躍を目指している。

心配する周囲の声は騒がしい。高梨も「まったく焦ってないと言うと嘘になる」と言う。だが、力強く、「焦ってもどうにかなる問題ではない」とも続けた。

ソチ五輪では雰囲気にのみ込まれたという高梨は、会場が「自分のホーム」と思えるように楽しく飛びたいとしつつ「金メダルを獲るために練習してきた」と、雪辱への意気込みをあらわにした。