【ファンキー通信】都庁で水道水が有料販売!

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 コンビニに、何種類ものミネラルウォーターが並ぶ昨今、水道水をそのまま飲むということも少なくなってきているのではないでしょうか。とくに東京などの都市部では。

 水道水はやっぱりおいしくないし、それも当然のことかもしれません。しかし、東京の水道水、本当はおいしいって知ってました? 東京23区に水を送っている金町浄水場の水をそのままペットボトルにつめたものが、都庁で販売されていて、これがおいしいと評判なんです。

 その名も「東京水」、値段は100円。ラベルにはしっかりと「原材料名:水(水道水)」と表示されています。はたして本当においしいのでしょうか? 早速、某ミネラルウォーターと東京水を飲み比べてみました。

 するとどうでしょう。まったく違いがわかりません・・・。むしろミネラルウォーターよりも飲みやすいかも。周りにいた人にも、飲み比べてもらった結果「どちらもおいしい」「東京水のほうがおいしい」と言う人がほとんどでした。いやな臭いはまったくなく、後味もすっきり。

 「本来であれば、水道の蛇口から出てくる水は、この東京水のようにおいしいはずなんです。しかし、配水管や貯水槽の汚れが原因で、蛇口から出てくるまでの間においしさが半減されてしまっているんです」と語るのは、東京都水道局の北原さん。

 東京水の販売は、東京都水道局が推し進める「安全でおいしい水プロジェクト」の一つ。このプロジェクトは、このおいしさと安全を保持したままの水を各家庭の蛇口まで届けるため、貯水池や河川の水質管理や、貯水槽水道の調査・水道管の取替えなどを行っています。予定では10年以内に東京水のようなおいしい水が、蛇口から出てくるようになるんだとか。

 ミネラルウォーターにも負けないくらいおいしい東京水。都庁に訪れた際には、ぜひ買ってみることをおススメしますよ。東京の水の本当のおいしさ、お試しあれ。(文/verb)