山田孝之×長澤まさみ 映画『50回目のファーストキス』1日で消える記憶、毎日、恋が始まる

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映画『50回目のファーストキス』が2018年6月1日(金)に公開。山田孝之と長澤まさみが10年ぶりに共演を果たす。

原案のハリウッド映画『50回目のファースト・キス』と同じハワイでオールロケを敢行した本作は、コメディの王者とも呼ばれている福田雄一監督によるラブストーリー。プレイボーイの大輔役を山田孝之、記憶障害を患う瑠衣役を長澤まさみが演じ、最高にロマンティックなロケーションで繰り広げられるふたりの恋模様を描く。

山田孝之×長澤まさみによる王道ラブストーリー

主人公の弓削大輔を演じるのは山田孝之。映画のみならず舞台、テレビドラマなどでも多彩な役をこなし、映画では「勇者ヨシヒコ」『闇金ウシジマくん』シリーズなど多数の代表作をもつ彼が、ラブストーリーに帰ってきた。山田が演じる大輔は、ハワイでツアーガイドのアルバイトをしながら天文学の研究をしているという設定。あとグサれのない恋愛が信条のプレイボーイだが、瑠衣に一目惚れし奮闘する。

ヒロインの藤島瑠衣役は、『銀魂』での弾けっぷりも記憶に新しい、日本アカデミー賞5度受賞、演技派女優としてますます磨きがかかる、長澤まさみ。一晩で記憶がリセットされるという障害を抱えながらも、とても明るくけなげに生きているチャーミングな瑠衣を熱演する。

【対談】山田孝之×長澤まさみ〜10、20代の頃僕ら〜

6月1日(金)公開の映画『50回目のファーストキス』で約10年ぶりの共演となる山田孝之と長澤まさみ。初共演作となる映画『そのときは彼によろしく』の前は、社会現象と呼ばれるほど大ヒットを飾った“セカチュー”こと『世界の中心で、愛をさけぶ』の映画版、ドラマ版にそれぞれ出演した。

その後、映画、ドラマ、CM、舞台…と幅広いシーンで活躍をみせ、目まぐるしい勢いで人気俳優としての道を駆け抜けてきた“同世代俳優”の彼らに、それぞれの視点から10代・20代の頃を振り返ってもらった。

Q.10代の頃のお二人の代表作の一つと言えば『世界の中心で、愛をさけぶ』。映画版、ドラマ版それぞれ別の作品に出演されていましたが、お互いの作品をどのように見ていらっしゃいましたか。

長澤:実はドラマ版は観てなくて。初共演以前は、山田くんの作品を見たことがなかったんです。何か理由があるという訳ではないのですが。

山田:僕の場合は、映画公開後のドラマ版という流れでスタートしたので、もちろん長澤さんが出ている映画版の存在は知っていました。ただ、演じる前に人のお芝居を見てしまうと、この人がこうやっているから同じようにしなきゃいけないだとか、逆に違うようにしなきゃいけないだとか思ってしまう。そういった変な意識は、演じる上で無駄なことなので、意識しないためにもあえて見なかったんです。

Q.では、初共演作『そのときは彼によろしく』がお二人の出会いの場となったわけですね。

山田:そうですね。ただ、当時の僕は閉鎖的な人間だったので、コミュニケーションをほぼ取れていないんですよ。振り返ってみても、長澤さんの当時の印象を思い出せないほど、まともに話したことがなかった。

長澤:当時、私は山田君に対して「全然心を開いてくれないな〜」と思っていました。私もまだ19歳でしたし、山田君も24歳と若かったというのもありますが、お互い不器用だったのかなと。

印象に残っているのは、映画の公開が近づいて、インタビュー取材を受けているとき。山田君に「長澤さんは本当に壁が厚くて心を開いてくれなかった」と言われて。この言葉を聞いた時「あれ?お互い同じ気持ちだったのかな?」って、自分の中で混乱してしまったのを覚えています。実は山田君は話そうとしていてくれたんだって、嬉しく思いながらも、映画のプロモーション期間が終わってしまいましたね。

Q.そこから再共演まで約10年。お互いの活躍はどのように見ていたのですが?

長澤:5〜6年前位に山田君の印象がガラッと変わるCMがあって。それを見た時に「は〜!この人きっと仲良くなれる人だった」って感じたんですよね。「本当は仲良くなれたかもしれないのに」って思うと同時に「山田君は私のこと、嫌いだったのかな…」って考えたりもして。そこから印象が変わって興味を持つようになって。山田君の作品を見るようになったんです。

Q.長澤さんが好きな山田さんの出演作は?

長澤:「闇金ウシジマくん」シリーズ。これを見て「うわ!かっこいい」って思いました。

「闇金ウシジマくん」は堂々としている男らしさみたいなものが好きでしたね。何事にも動じずスマートな印象のあるウシジマくんがカッコよく。あの役を見て山田くんに惚れる人は多かったと思うな。

Q.山田さんは長澤さんの出演作でお気に入りのものはありますか?

長澤:山田君は何も見ていないんですよ(笑)。

山田:いやいや、長澤さんに限ったことではなくて、他の役者さんが出る作品をチェックすることをしないんです。もちろん、共演した役者さんは、必然的に自分が出た作品を見ることになるので、映画の試写会やTVドラマのオンエアで観たりはするんですけど。それも1度見るだけで繰り返し何度も見ることはしないんです。

でも、共演することが決まった時くらいに、『モテキ』見ましたよ!すごく面白くて、大根監督に思わず「『モテキ』見ました、すごい良かったです」って伝えたくらい。でも大根監督からは「え、今?」って言われたんですけどね(笑)。

長澤:(笑)。遅すぎるよね、何年経ったんだろうあれから。

山田:『モテキ』は、映画としても面白かったですけど、長澤さんの女性として、そしてキャラクターとしての魅力をひしひしと感じましたね。

長澤:ありがとう(笑)。私、山田君がオススメしていた映画を覚えています。

山田:僕がオススメした映画?

長澤:雑誌の企画で、オススメの映画を紹介するコーナーがあって。たまたま見ていたら山田君が、ディズニーの『魔法にかけられて』を紹介していて。

山田:はいはい、オススメしていました。

長澤:その記事を読んだとき、友達から『魔法にかけられて』のDVDを借りていたんですけど、まだ見ていなかったんです。山田君が面白いって言うんだったら…と思って観てみたら、ものすごく面白い。ディズニーっぽさはあるんだけど、その魅力を逆にシニカルな笑いに変えている。すごく画期的な映画だなって。「あ、やっぱり仲良くなれる人だったんだ」って改めて思いましたね。

Q.なぜ仲良くなれると思ったんですか?

長澤:柔らかい人だなって感じたんです。

山田:その頃の僕は、やっと東京、芸能界という場に慣れてきた頃。素直に人と付き合えるようになって、純粋に仕事を楽しめるようになってきた時期だったと思います。長澤さんと初めて出会った時は、幼少期から過ごしてきた鹿児島を離れて、東京に出てきて、芸能界に入って。自分にとってとてつもない大きな変化が2つも起きたので、仕事場にも東京という場所にも慣れていなく、閉鎖的になっていたんだと思います。

Q.久しぶりの再会。10年ぶりに再共演されて互いの印象に変化はありましたか。

山田:長澤さんがこんなに明るい人だとは思っていなかった。最初から長澤さんに対してイメージが固まっていたわけではないのですが、勝手にもっと気だるいイメージがあったんで。

今回一緒になって、こんなに気さくで面白い人なんだって気付かされました。

長澤:若い頃の私は無愛想だったんですよ(笑)。私は、何に対しても楽しめる山田君の姿勢に魅力を感じました。お芝居をしていく上で、現場でどう過ごすかとか日々の過ごし方は大事だと思うんです。そういう細かいところに気を使えていて、現場をちゃんと受け入れて楽しんでいる。俳優としてどうあるべきかという根本的な部分と、きちんと向き合うことが出来ていてえらいなって思いました。

Q.久しぶりの共演はキスシーン。そして山田さんにとっては久しぶりの恋愛映画となりましたね。

山田:キスシーンを通して感じたのは、長澤さんにはヒロインの瑠衣に通じる愛嬌があること。瑠衣は1日しか記憶が持たないという特殊なキャラクターなのですが、そんな彼女に対して僕が演じた大輔は、毎日毎日アプローチして恋を実らせるために頑張り続ける。瑠衣は大輔を毎日惹きつける魅力を持った女性じゃないといけない。この瑠衣のキュートさを自然に出せる人はなかなかいないんじゃないかな? 長澤さんが持っている天性のかわいらしさは、何か努力をして出てくるものではない。元々備わっている人間性の部分なので、そのかわいらしさこそ長澤さんの圧倒的な魅力だと思いました。

長澤:私は、山田君は人を楽しませるユーモアをもっている人だと思うんです。そして、自分がちゃんと楽しみながら物事と向き合える力もある。今回、台本を読んだ時に大輔役は山田君しかできないんじゃないかなと純粋に思いました。人を楽しませて、同時に自分が楽しめる人じゃないと、大輔みたいな優しい役を演じられなかったんじゃないかな。

Q.映画『50回目のファーストキス』といえば、お二人のノリツッコミによるコミカルなシーンも見所ですよね。

長澤:コミカルなシーンを真剣にやること。やはりこれは難しかったですね。笑いを狙った芝居にならない様にする事が大変でした。

山田:そうですね。コミカルな部分は真剣にやらないと笑えないんですよ。笑わそうとしてやると面白くならない。

でも、役者が真剣に演じることはどんなシーンにも通じる大切なポイントなんです。例えば泣けるシーンも、演じている側が泣かそうとしていると、見ている人は冷めてしまう。登場人物が本当につらい状況に置かれていることを客観的に見た時とき初めて、観客もつらい心境になる。笑いだけじゃなくてどんなシーンでも、芝居というのは本気になってやらないといけないんです。

福田雄一監督、初の渾身ラブストーリー

脚本・監督を務めるのは、映画『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』で2017年ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた、今最も忙しい監督の一人福田雄一だ。福田監督は、映画『50回目のファーストキス』は初めてラブストーリーにチャレンジする。

ムロツヨシ、佐藤二朗など豪華キャスト陣

主人公・大輔の親友、ウーラ山を演じるのは、TVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや『銀魂』など、福田組おなじみのムロツヨシ。娘である瑠衣の幸せを願う一癖ある父親・藤島健太を、福田組常連の佐藤二朗が演じている。記憶障害の姉、瑠衣を献身的に支える弟・藤島慎太郎役を演じるのは、若手演技派俳優の太賀だ。

また華のある若手注目勢も見逃せない。アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』から生まれたアイドルグループ「Aqours」のメンバーである小宮有紗や、バラエティ番組でも活躍しているモデル・青山めぐ、『MORE』の専属モデルと女優業を両立する逢沢りな、モデル・想乃らが出演する。

主題歌は平井堅が書き下ろした新曲

主題歌は、平井堅が書き下ろした新曲「トドカナイカラ」。好きな人に気持ちを伝えても次の日には相手の記憶が消えてしまうという切ない感情に寄り添ったラブソングで、映画をドラマチックに盛り上げる。映画版ミュージックビデオでは、本作で何度も恋に落ちる大輔と瑠衣の幸せな瞬間やすれ違っていく切ないシーンなどが描かれている。

山崎まさよしの名曲を挿入歌に起用

また、挿入歌には山崎まさよしの名曲「One more time, One more chance」を起用。愛しくも切ない恋心を歌い上げたこの楽曲は、大輔が瑠衣を想って行うアプローチシーンに使用されており、心温まる感動的なシーンに彩りを添えている。

ストーリー

ハワイでコーディネイターをするプレイボーイ弓削大輔(ゆげだいすけ)はある日、カフェで藤島瑠衣(ふじしまるい)という女性と出会い恋に落ちる。しかし、翌日同じカフェで会った彼女は大輔の事をまるで覚えていない。実は彼女は交通事故の後遺症により、新しい記憶は1日で消えてしまう短期記憶障害を負っていたのだ。彼女を想う父と弟の手で、その事実を隠され、同じ日を繰り返す瑠衣。事情を知った大輔は、毎日、自分を覚えていない彼女に一途に愛を告白し続ける。瑠衣にとっては毎日が大輔との初対面。大輔の機転と努力により結ばれた二人だが、大輔の本当の夢を知った時、瑠衣はある行動に出るー

【作品詳細】
映画『50回目のファーストキス』
公開時期:2018年6月1日(金)全国公開
脚本・監督:福田雄一
主演:山田孝之、長澤まさみ、ムロツヨシ、佐藤二朗、太賀、大和田伸也、勝矢、山崎紘菜、小宮有紗、青山めぐ、逢沢りな、想乃
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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