大阪府の北部、兵庫県との県境近くに位置する箕面市は自然豊かな街で、特に阪急箕面線の箕面駅から歩いて50分ほどのところにある箕面滝は日本の滝100選にも選ばれています。この箕面の滝まで通じる道の途中に並ぶお店の名物が「もみじの天ぷら」です。このもみじの天ぷらとは一体どういうものなのかを紹介するムービーを、海外のyoutubeチャンネルであるGreat Big Storyが公開しています。

When in Japan, Deep-Fry Some Maple Leaves - YouTube

大阪府箕面市の箕面滝までつながる道の途中にはさまざまなお店が軒を連ねています。



80年近くの歴史がある久國紅仙堂の店主、久國節子さんです。久國紅仙堂では昔からもみじの天ぷらを売っています。



節子さんは箕面近郊にある山林で、天ぷら用のもみじを拾い集めます。



天ぷら用のもみじは、もみじなら何でもいいというわけではなく、軸と葉脈が柔らかく黄色く染まった食べるのに適したものを選んで使います。



拾い集めたもみじは1年ほど塩漬けにします。



塩漬けしたもみじは水につけて塩抜きを行い……



衣をつけて1枚ずつ揚げ、天ぷらにします。ただ単純に揚げるだけではなく、形を整えながら見栄え良く揚げるためには技術が必要とのこと。



もみじそのものに味はなく、衣の生地に砂糖が入っていて、甘めの味付けがされています。



天ぷらというよりは甘い揚げ菓子といった感じで、食べるとさくっと小気味のいい音が鳴ります。



もみじの天ぷらは久國紅仙堂の公式サイトでも通販が行われており、合計1000円以上の注文から発送が可能となっています。



動画のコメント欄では「揚げバターよりはマシかも」「なんでも天ぷらにするとおいしいんだよ」というコメントが寄せられる中で、サトウカエデをシンボルにしたカナダの国旗を思い起こした人も多いようで、「カナダが揚げられてる……」「日本 1−0 カナダ」とカナダと絡めたネタコメントも多く見られました。