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妊娠中はつわりやお腹の張りなど、体調の変化によって日常生活にも制限が出てしまうこと、ありますよね。そんな「妊娠中」にもしも、訃報の知らせが届いたら、あなたは葬儀に参列しますか?

大切な人との最後の時間を持ちたい気持ちはもちろんあります。その反面、お葬式では深い悲しみの時間を長く過ごすことになるので、自身の体調に影響がないか、また周りの方のご迷惑にならないか心配にもなります。

妊娠中にお葬式があったママスタBBSのみなさん、参列しましたか?

後悔しないために、お葬式に参列した人

妊娠中にお葬式に参列した方々の体験談です。「行かないと後悔する」というのが理由でした。

『妊娠中に祖母を亡くし葬式に参加しました。

特にまわりに何も言われなかったし大丈夫かと思いますよ』


『妊娠初期に祖母の葬儀に出ました。

大好きな祖母だったので、行かないという選択肢はありませんでした。

周りに気を遣ってもらいましたが、無理のないように、できるところは動きましたよ』


『切迫で自宅安静中でしたが、自分の祖父だし、実家での葬式だったので行きました。鏡は入れてませんが、子どもに問題ありません。ずっと椅子に座らせてもらってました。葬式後は、お腹が張ってしまい、寝ていましたが……。祖父とお別れをきちんとできたので、行って良かったです』


『喘息持ちで妊婦です。確かに周りは気を遣ってはくれましたが……。行かないと後悔すると思ったのが葬式に行った理由です』


身体を優先し、参列しなかった人

参列しなかった人の体験談。周りの方からのご配慮があった妊婦さんもいるようです。妊娠中の身体を気遣ってくださるのはありがたいことですね。

『子どもの頃、よく遊んでくれた従兄の葬儀は欠席しました。45歳で早かったのと、妊娠7カ月でしたので』


『叔母が今年亡くなりましたが、宗教上の理由で参列できませんでした。こういう理由もありますし、確認してみては』


『「妊娠中はお葬式ダメよ。家でのんびりしてなさい」と義母が言ってくれたので行かなかったよ』


『私はつわり真っ只中、つわりのせいで休職中ってときに主人(長男)の父方の祖母が亡くなりました。場所は車で1時間のところなのですが、迷惑かけてもいけないのでいきませんでした』


妊婦にまつわる「お葬式」と「火葬場」の言い伝え

妊婦がお葬式に参列するときは「お腹に鏡を入れる」!?



ところで妊娠中のお葬式に関して、こんな言い伝えを聞いたことはありませんか?

『妊娠中に旦那の祖母が亡くなり葬儀に行きました。

お腹に鏡を入れなさいと言われた』


『お腹に鏡を入れるのは死者が胎児を連れていかないためと言われ、入れてました』


『義祖母が亡くなったので行きましたが、鏡なんて入れる必要ないと思い、入れませんでした。

今小学1年ですがずっと健康です』


妊娠中のお葬式に関する言い伝えの一つに、「お腹に鏡を入れる」というものがあります。これは死者の霊や、お葬式に集まってきた霊がお腹の赤ちゃんを連れていってしまうので、霊を鏡で跳ね返し赤ちゃんを守る意味があるのだとか。なかには「故人がお腹の赤ちゃんを連れていくなどするはずがない」という理由から、鏡は入れないという方もいました。

妊婦が火を見ると「お腹の赤ちゃんにアザができる」!?



また火葬場については、こういう言い伝えもあります。

『火葬場に行くとアザがある子が産まれると言われ行けませんでした』


『自分の中の祖父が亡くなった時に、8ヶ月で参列。産まれた子にはお腹に赤いアザがありましたが、3歳頃消えました』


もともとは妊娠中に火事の現場に遭遇して怖い思いをすると、お腹の赤ちゃんにアザができる、というもの。火葬場でも火を見ることから、火葬場も避ける、火葬場を避けるなら大事を取ってお葬式も参列しないという考え方もあるようです。大事な妊婦の体を気遣って、長丁場となるお葬式に参列せずに済むように配慮した方便という説もあります。

いずれも確証のない言い伝えではありますが、信じるかどうかはもちろん、ご自分次第です。

妊娠中のお葬式への参列は、故人との関係性や、ご家族、地域との兼ね合いなどもあるので、周りの方や旦那さんと相談してから決める方が良いかもしれません。そして何よりも、ご自身の体が第一です。もし行くことになれば、決して無理のない範囲で参列するようにしてくださいね。

文・しらたまよ