7日、テレビ朝日「ビートたけしのスポーツ大将特別編 私はコレでメダルを獲りました」では、「亡き星野仙一氏との思い出 G.G.佐藤の五輪ストーリー」として、2008年の北京五輪、野球の準決勝戦(韓国戦)でトンネルや落球といった痛恨のエラーを連続、翌日の3位決定戦(アメリカ戦)でもフライを落とした佐藤氏がその理由を語った。

これまではエラーの理由を「普段ライトを守っていて、レフトに慣れていなかった」などと語っていた佐藤氏だが、その他にも同番組では誰にも言ったことのない理由を明かした。

それは「星野監督、田淵(幸一)コーチ、山本浩二コーチが怖くて緊張していたのでフライを獲れませんでした」というもの。それでも、その年の佐藤氏は前半戦で大活躍。「前半が調子ノリノリになっちゃって。あの当時のG.G.佐藤は使わざるを得ない」と周囲を笑わせたが、北京五輪でエラーした帰国後、星野氏には謝罪の手紙を書いたという。

「星野監督は読まれてくれたみたいで、後々、宮本キャプテンから手紙もらったけれども気にせずに野球人生を一生懸命頑張れって言ってたぞという言葉をもらった」と語ると、佐藤氏は「3位決定戦に星野監督が使ってくれた理由が、『すぐ使ってあげないと彼の野球人生がダメになってしまう』という理由で、それに応えられなかった自分が本当に悔しい」と振り返った。