ネイサン・チェンと羽生結弦【写真:Getty Images】

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全米選手権連覇で平昌五輪当確…2位に40点差をつける圧勝、海外メディア賛辞

 フィギュアスケートの全米選手権は6日(日本時間7日)、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のネイサン・チェンが合計315.23点で連覇を飾った。今季はプランプリ(GP)ファイナルを含め、5戦全勝。2月の平昌五輪の代表入りは当確となり、海外メディアは「金メダル最有力候補としての地位を固めた」と賛辞を送っている。

 充実一途の18歳の勢いが止まらない。チェンは一新したヘアスタイルと衣装でフリーもミスなくまとめ、210.78点をマーク。2位に実に40点以上の差をつける圧勝で連覇を達成。初の五輪代表の座を当確させた。

 これで今季はGPシリーズ、ファイナルを含め、5戦全勝。英紙「デイリー・メール」は「チェンは来月の冬季五輪でアメリカ代表金メダル最有力候補としての地位を固めた」と賛辞を送るなど、五輪の金メダル争いでも海外の評価は高まっている。

 平昌五輪の大本命と目されているのは、羽生結弦(ANA)。GPシリーズ・ロシア大会ではチェンに次ぐ2位に終わり、その後は右足首の負傷でGPファイナル、全日本選手権を欠場したが、66年ぶりの連覇を目指して平昌のリンクに立つ。

 果たして、羽生、チェンはどんな戦いを演じるのか。加えて、宇野昌磨(トヨタ自動車)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)ら、魅力的な選手たちも多く控えている。大会まであと1か月あまり。注目は日増しに高まっている。(THE ANSWER編集部)