今月中の打ち上げを予定している、スペースXの超大型ロケット「ファルコン・ヘビー」。こちらが先週にケネディ宇宙センターの第39A発射場にてロールアウトされたのですが、その際に撮影された迫力の空撮画像が公開されました。
 



 
ファルコン・ヘビーは「ファルコン9」の第1段を3つ束ねたような姿をしたロケットで、全長は70メートル、全幅は12.2メートル。低軌道(LEO)に約64トン、静止トランスファ軌道(GTO)に約27トン、そして火星に約17トンの打ち上げ能力の持ちます。3つのブースターは全て再使用される予定です。
 
先週の木曜日にはロケットを発射台に設置する「フィット・チェック」が行われました。また今後は打ち上げに向け、スタティック・ファイア・テストが実施される予定です。
 
そしてロケットのフェアリング内に搭載されるのは、イーロン・マスク氏の趣味なのか、電気自動車の「テスラ・ロードスター」となっています。車内ではデヴィット・ボウイの「スペース・オデッセイ」が流され、火星周辺の軌道へと投入されることになります。
 
Image Credit: スペースX
■SpaceX shows off stunning pictures of its Falcon Heavy rocket fully assembled on the launchpad
https://www.theverge.com/2018/1/3/16844472/spacex-falcon-heavy-rocket-upright-nasa-launch-pad-lc-39a
(文/塚本直樹)