インテルとAMDのCPU刷新で長く使っているユーザーは買い換えどき?
2018年のPC界隈では、まずインテルのラップトップ向けのハイエンドCPUが刷新される。ハイエンド向けの「H」型番がついたCore i7シリーズは、デスクトップ版同様に4コア8スレッドでありながらTDPを下げたものとなる。
第8世代になって大きく変化した点は、競合相手でもあるAMDのGPUを内蔵し、パフォーマンスの向上を図ったところだ。さらにハイパフォーマンスなGPUを内蔵したことで従来のdGPUを搭載したモデルと比較して基板設計のコンパクト化、冷却ソリューションのシンプル化が可能となる。筐体設計も大きく変化する年となる。
一方で、NVIDIA製のモバイル向けGPUを搭載していたモデルが今後どうなるのか、その動向も気になるところだ。
今年は、この新しいCPUを搭載した、ハイエンドのラップトップ製品、WindowsではゲーミングPCを中心とした製品や、映像制作やCADなどハイエンドビジネスラップトップなどの製品が注目となる。
アップルのMacBookもCPUの刷新に期待したいところだ。特にハイエンドの15インチのMacBook Proはデスクトップモデル同様にAMDのGPUが搭載になることで、パフォーマンスが向上することとなるだろう。従来のCPUと大きさも異なるため、筐体デザインを含めてどのような作り込みをしてくるのかも楽しみのひとつだ。
昨年は、AMDのメニーコアCPU「RYZEN」の発売で自作PCを中心に大いに盛り上がった。それを追うようにインテルも最大18コア36スレッドの「Core i9」シリーズや第9世代Coreシリーズを矢継ぎ早にリリース。
この2社同時に行ったCPUの世代交代が昨年のトピックである。一方で、メニーコア化してもパフォーマンスが飛躍的に伸びたかというと、そうでもない。特に第7世代の「Core i7-7700K」など実力十分であったため、数値上でパフォーマンスが上がっても、体感して大きく変わってはいない。
今後、CPUやGPUを含めたアプリケーション側の最適化が浸透することで、特に時間を要する動画のエンコードや、パフォーマンスを必要とするゲーミングおよび写真編集なども快適になっていくだろう。数世代古いCPUおよびマザーボードを利用しているユーザーは、CPUパフォーマンス向上とあわせてM.2接続のストレージインターフェースやUSB 3,1 Gen 2のデバイスで、パフォーマンス向上を体感できるはずだ。
第8世代CoreシリーズやRyzenシリーズで、注目したいのが低電力版だ。モバイル向けでは「Core i7-8550U」および「Core i7-8650U」はTDP15Wながら4コア8スレッドで、ターボブースト時には4GHzに達する。一方モバイル向けのRyzenは4コア8スレッド「Ryzen 7 2700U」をマルチコア性能がCore i7-8550Uを上回るとされている。
すでにハイエンドモデルを中心にこれらのCPUを搭載したモデルが登場している。マイクロソフトも「Surface Book 2」のCore i7モデルをCore i7-8650Uモデルを発売。dGPUとしてNVIDIA「GTX 1050」を搭載し、デザインやクリエイティブ用途向けのハイパフォーマンスモデルとしている。
このようにハイパフォーマンスにチューニングするモデルのほかに、パフォーマンスとバッテリーの持ちのバランスが取れたモバイルPC登場することとなるだろう。
13インチMacBook Proや最近更新がないMacBook Airも4コアの第8世代CPU搭載に機体したいところだ。
執筆 mi2_303
第8世代になって大きく変化した点は、競合相手でもあるAMDのGPUを内蔵し、パフォーマンスの向上を図ったところだ。さらにハイパフォーマンスなGPUを内蔵したことで従来のdGPUを搭載したモデルと比較して基板設計のコンパクト化、冷却ソリューションのシンプル化が可能となる。筐体設計も大きく変化する年となる。
一方で、NVIDIA製のモバイル向けGPUを搭載していたモデルが今後どうなるのか、その動向も気になるところだ。
今年は、この新しいCPUを搭載した、ハイエンドのラップトップ製品、WindowsではゲーミングPCを中心とした製品や、映像制作やCADなどハイエンドビジネスラップトップなどの製品が注目となる。
アップルのMacBookもCPUの刷新に期待したいところだ。特にハイエンドの15インチのMacBook Proはデスクトップモデル同様にAMDのGPUが搭載になることで、パフォーマンスが向上することとなるだろう。従来のCPUと大きさも異なるため、筐体デザインを含めてどのような作り込みをしてくるのかも楽しみのひとつだ。
昨年は、AMDのメニーコアCPU「RYZEN」の発売で自作PCを中心に大いに盛り上がった。それを追うようにインテルも最大18コア36スレッドの「Core i9」シリーズや第9世代Coreシリーズを矢継ぎ早にリリース。
この2社同時に行ったCPUの世代交代が昨年のトピックである。一方で、メニーコア化してもパフォーマンスが飛躍的に伸びたかというと、そうでもない。特に第7世代の「Core i7-7700K」など実力十分であったため、数値上でパフォーマンスが上がっても、体感して大きく変わってはいない。
今後、CPUやGPUを含めたアプリケーション側の最適化が浸透することで、特に時間を要する動画のエンコードや、パフォーマンスを必要とするゲーミングおよび写真編集なども快適になっていくだろう。数世代古いCPUおよびマザーボードを利用しているユーザーは、CPUパフォーマンス向上とあわせてM.2接続のストレージインターフェースやUSB 3,1 Gen 2のデバイスで、パフォーマンス向上を体感できるはずだ。
第8世代CoreシリーズやRyzenシリーズで、注目したいのが低電力版だ。モバイル向けでは「Core i7-8550U」および「Core i7-8650U」はTDP15Wながら4コア8スレッドで、ターボブースト時には4GHzに達する。一方モバイル向けのRyzenは4コア8スレッド「Ryzen 7 2700U」をマルチコア性能がCore i7-8550Uを上回るとされている。
すでにハイエンドモデルを中心にこれらのCPUを搭載したモデルが登場している。マイクロソフトも「Surface Book 2」のCore i7モデルをCore i7-8650Uモデルを発売。dGPUとしてNVIDIA「GTX 1050」を搭載し、デザインやクリエイティブ用途向けのハイパフォーマンスモデルとしている。
このようにハイパフォーマンスにチューニングするモデルのほかに、パフォーマンスとバッテリーの持ちのバランスが取れたモバイルPC登場することとなるだろう。
13インチMacBook Proや最近更新がないMacBook Airも4コアの第8世代CPU搭載に機体したいところだ。
執筆 mi2_303