去就が注目されるダルビッシュ(左)とアリエッタ【写真:Getty Images】

写真拡大

本命の1つに浮上しているカブス、元エースよりFA市場NO1右腕が人気

 ドジャースからフリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手の争奪戦が加熱してきた。本人は18日(日本時間19日)に昨季世界一のカブスの首脳と面談したことを報告。米メディアは、翌19日(同20日)にアストロズと面談を行ったと伝えている。また、20日(同21日)には古巣レンジャーズのジョン・ダニエルズGMと会食し、ダルビッシュもツイッターで2ショット写真を公開したが、事前に「ただのディナー」であると地元紙記者が強調していた。

 この他、もう1つの古巣であるドジャース、田中将大投手も所属するヤンキース、大谷翔平投手を獲得したエンゼルスといったチームも候補に浮上。そして、ツインズは一貫して強い興味を示している。21日(同22日)には、米記者がカブスとの契約が決まったという内容のツイートをし、ダルビッシュが「#fakenews」と否定。記者がツイッター上で謝罪するという事態となったが、ここにきて本命の1つに浮上しているカブスの地元ファンは、“ダルビッシュ獲り”をどのように捉えているのか。地元メディアがアンケートを行っている。

 地元紙「シカゴ・トリビューン」は、「どちらのピッチャーがカブスにとっていいと思いますか?」と、Web上で問いかけている。対象は、カブスからFAとなったジェイク・アリエッタとダルビッシュ。今オフのFA市場で先発投手の「ビッグ2」とされている。ともに1986年生まれの31歳。アリエッタは2015年に33試合登板で22勝6敗、防御率1.77の好成績を収め、サイ・ヤング賞に輝いたカブスの元エースだが、最近2年間は成績が低下している。

 アンケートの結果は、22日(同23日)時点でダルビッシュ78%、アリエッタ22%とダルビッシュの“圧勝“。元エースとの再契約ではなく、今オフのFA市場でNO1プレーヤーの評価を受ける日本人右腕獲得を望む声が多いようだ。

 世界一奪還へのピースとして、ダルビッシュの獲得を実現することは出来るのか。カブスの今後の動きに注目が集まる。(Full-Count編集部)