ベン・アフレック(Ben Affleck))、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)、マット・デイモン(Matt Damon) photo : Getty Images

以前からセクハラ疑惑がささやかれ、ついにそれが発覚したハーヴェイ・ワインスタイン。長年、彼の秘蔵っ子だったマット・デイモンがワインスタインの行為についてトーク番組で語っている。その発言に改めて批判が殺到!

10月に情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演、「グウィネス・パルトロウが被害に遭ったことはベン・アフレックから聞いていた」「その後グウィネスは彼と和解した」とコメントしていたマット・デイモン。先週、ニュース番組「ABCニュース」のインタビューで改めてワインスタインの長年にわたるセクハラの噂について語った。

「多くの人が『ハーヴェイ・ワインスタインの疑惑はみんなが知っていた』と言うけれど、それは違う」とマット。「みんな彼がどういう人なのかは知っている。ワインスタインに会えば、彼がタフでいじめっ子だということがわかる。それが彼の評判なんだ。彼はそういう評判を喜んでいた。なぜならそこから最高の作品を作り出してきたからだ」。また「彼の映画に出演した俳優は誰も彼のセクハラについては知らなかった」「ワインスタインがどんな人物であっても、知っていれば『絶対許されない』と言っただろう」とも。

自分は知らなかった、知っていれば止めていたと自己弁護に走り、さらにセクハラやいじめから「最高の作品を作り出してきた」というマット。この意見だけでもバッシングされて当然だけれど、さらに問題発言が! 「行動には様々な様相がある」「例えば誰かのお尻を叩くのと、レイプや子どもに対する性的いたずらは違う。どちらの行為に対しても立ち向かい、根絶するべきなのは間違いない。でも一緒に扱うべきではないよね?」。

これには非難が殺到! アリッサ・ミラノは「私はあなたが言う、セクハラの様々な『様相』を体験してきた。どれも同じようにつらいものだった」「私たちが激怒しているのは、ある写真の中で誰かが私たちのお尻をつかんでいることに対してではない。それが普通のことだと見なされていることに激怒している」。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で共演し、当時マットと交際していたミニー・ドライヴァーも「本気なの?」とツイートしている。ちなみにこの作品はワインスタインの支援を受けて、マットとベン・アフレックが制作したもの。ミニーはさらに「男性が性的に不適切な行動と暴行、レイプの区別に対してこのような意見を持っていることは、彼らがいかに鈍感であることを露呈している。そして結果として、この問題の組織的な一部になっていることは本当に興味深いこと(驚くべきことではないけれど)」と批判している。

ミニー・ドライバー(Minnie Driver)、マット・デイモン(Matt Damon) photo : Getty Images

ワインスタインのグウィネスに対するセクハラを知っていたのに何もしなかったことで、すでに評判を下げていたマット。今回の発言でセクハラに対する彼の基本的な姿勢が明らかになったといえそう。マットはこの発言後沈黙を守っていて、彼に対する批判の声はまだまだ続いている。今後の展開にも注目したい。

text: Yoko Nagasaka