親日家ヴェンゲルが相撲について語る「勝者が感情を表さないのは驚いた」

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▽ここ最近、連日話題に挙がっている日本の国技である相撲。様々なことが報じられているが、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、その相撲の魅力について語っている。イギリス『ガーディアン』が報じた。

▽かつて、名古屋グランパスで指揮を執っていたヴェンゲル監督は、日本滞在中に相撲観戦をしたことがあるという。

▽相撲以外にも日本の文化に多くの興味を持っているヴェンゲル監督は、相撲の魅力についてコメント。フットボール界では相撲界にある“リスペクト”の精神が再現できないと感じているようだ。

「勝者が敗者へのリスペクトから何の感情も見せなかった。それは我々全員を驚かせた」

「15日間毎日、そこには戦いがあり、最も多く勝利したものがトーナメント(場所)の勝者となる」

「トップ・オブ・トップである横綱になるには、6つの場所で最低でも2場所優勝する必要がある。とても興味深いのは、倫理的な判断を下すために(横綱審議)委員会に出向くことだ」

「たとえ場所で優勝をしたとしても、立ち振る舞いが悪ければ、横綱になることはできないんだ」

▽日本ならではの慣習がある相撲。強者が上に立つという単純なヒエラルキーではなく、トップに立つ横綱になるためにも、尊厳が必要となり、礼儀や作法が重要な部分を握っていることに興味があるようだ。

▽また、ヴェンゲル監督は江戸時代からその形式が変わっていないことにも触れ、「行司装束」に大きな興味を示している。

「1600年以来、中世以来変わっていない世界でも数少ないスポーツの1つだ。ルールや衣装(まわし)、レフェリー(行司)が着ているもの(行司装束)も同じだ。実際にその衣装を着て、我々のレフェリーに会いたいね」