インド映画『DANGAL』父と娘のレスリングから生まれる絆 - 本当の愛とは?

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インド映画の世界興収1位を打ち立てた、 感動作『DANGAL』(原題)が2018年4月に日本で公開される。

規格外のキャラ、感動、そして胸熱で世界でも絶賛されている映画『DANGAL』はインドの1つの家族を描いた映画。生活のためにレスリングの選手活動を諦めた過去を持つ父。そんな想いを息子に想いを託そうとしていたが…生まれてくる子供はみんな女の子。しかも4人連続。

息子への夢から発想転換。娘に格闘技センスを見出し鍛え始める…という話。女性は若くして嫁いで行くもの…という通念があるインドの田舎を舞台に、そんなことお構いなし、練習場を作って、娘に厳しい特訓をさせたりさせたり、髪を切らせたりといった一見めちゃくちゃなスパルタ教育をする父。選手として活躍するものの、押さえつけられた反動で娘は反抗。そして、そんな中から見出される”愛とは?”。レスリングを取り扱っているが、コア部分は家族の根本的なテーマを扱っている。実話をもとにしたストーリーだ。

世界で異例のヒット

作品内の言語がヒンディー語であるにも関わらず異例のヒットを続ける『DANGAL』。インド映画では世界興収歴代1位(340億円を突破)を打ち立てた。中国では約200億円を突破。『君の名は。』の96億円が大ヒットだったのだから、それがいかに凄いことかは想像に難しくない。配給のディズニーが手掛けた作品では『美女と野獣』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』に次ぐ興行収入だった。

主演はインドの大俳優アーミル・カーン

主演はアーミル・カーン。世間の常識を全く知らない奇妙な男の周りに起こる出来事を、涙あり笑いありで描いた『PK』や『きっと、うまくいく』の主演でも有名だ。

『DANGAL』あらすじ

レスリングを愛する男。生活のために選手として生きることはあきらめたが、道場で若手をコーチングしながら、いつか息子を金メダリストにすることだけを夢見ていた。ところが、生まれたのは女の子。それからというもの、神頼みやありとあらゆる産み分けを試すも、4人連続の女児。

すっかり意気消沈してしまい、道場からも遠ざかっていたが、ある日、ケンカで男の子をボコボコにした長女・次女の格闘センスに希望を見出す。それからというものコーチとして、二人を鍛えはじめる。男物の服を着せ、髪を切り・・・一家は、町中の笑いものとなるが、外野は意に介さ ず、ブレずに特訓に熱を込める父と、ささやかな抵抗を企て続ける娘たち。やがて、目覚しい才能を開花させた娘たちはー。

作品詳細

原題:DANGAL
監督・脚本:ニテーシュ・ティワーリー
音楽:プリータム・チャクラボルティー『汚れたミルク あるセールスマンの告発』
撮影:サタジット・パンデ『女神は二度微笑む』
出演:アーミル・カーン『きっと、うまくいく』『PK』/サークシー・タンワル『始まりは音から〜インド詩七篇』/ファーティマー・サナー/サニヤー・マルホートラ
日本公開:2018年4月 TOHO シネマズシャンテ他 全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/ギャガ


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