ヒントは“パチンコ”？ 「リアル脱出ゲーム」誕生秘話
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。11月26日（日）のゲストは、株式会社SCRAP代表取締役の加藤隆生さんです。大人気イベント『リアル脱出ゲーム』生みの親の加藤さんですが、このイベントを始めるまでの7年間はミュージシャンを目指していたと言います。高須が少々呆れてしまった、加藤さんの当時の生活とは？
◇◇
高須：その7年間はどういう生活を送ってたんですか？
加藤：めちゃめちゃな生活リズムだったんですけど……覚えているのは、起きたときにまだ「笑っていいとも！」が始まってなかったら、「今日は早起きしたな」と思ってました。
高須：ダメな人間のパターンやわ（笑）。でも何となくわかります。気分的には大学生の延長みたいなもんやね。その日はそこからどうしてたんですか？
加藤：引きこもりみたいな生活でしたね。7年間ずっとではないんですけどね。雑誌の編集を手伝ったり、文章を書かせてもらったりもありましたけど、年収50万円とかでしたね。あとはパチンコに行ってましたね。
高須：実家？
加藤：実家です。昼飯が遅いと母親に文句言ってました（笑）。
高須：最悪やわ（笑）。どういう人を目指してたんですか？
加藤：ちょうど隣にいたくるりが突然どーんと売れたり、つじあやのさんとかもいて、京都系と言われるミュージシャンがもてはやされていたんです。それで「これいけんな〜」と思ったんです。
高須：僕も大学卒業したときに就職活動をしなかったんです。僕は大学時代にインドやネパールに行ったんですけど、そこで知り合った人に「インポートグッズ屋を手伝って」って言われてやるつもりだったんです。でもその人が肝炎になったから九州に帰ることになって、「俺、このために東京に出てきたのに……」ってこれからどうするか迷ってたんです。そしたらたまたまダウンタウンが東京に来たから飯を食うことになって、「俺らを手伝ってくれへんか？」って言われたんです。そこから数十年が経ちましたけど、その（放送作家になる前の）1年間でも僕は嫌でしたね。何もしてない時期が。バイト以外知り合いもいなかったしやることもなくて。
加藤：でも僕の周りにはうだつの上がらないミュージシャンがいっぱいいたんで、酒を飲みながら売れてるミュージシャンの悪口を言ってたら、時間はいくらあっても足りなかったですね（笑）。
高須：（笑）。でもその7年間の生活が今に活かされていますよね。
加藤：絶対活かされていますね。「リアル脱出ゲーム」は、“人を閉じ込めて1時間で謎を解いて脱出するゲーム”と説明したら「お客さんからお金をとって、“あなたは失敗しました”とは言えないから、全員が成功するゲームにしなさい」って全員からアドバイスされたんです。でも俺は、「パチンコに10回行って勝つのは1回くらい。あとの9回はトントンか負けや。それやのに俺は毎回パチンコに行くんやから、脱出の成功率は10％くらいにしたい」と考えたんです。
高須：なるほど。それはすごいヒントやね。
加藤：パチンコの元は取りましたね（笑）。
◇◇
無料で泊まれるエコな未来の家プロジェクト「宿FREE」のコーナーでは、12月より宿泊が可能となる「SHONAN〔宿FREE〕」の建築状況や周囲の環境のレポートをお届けしました。この視察に向かったのは、自分の1日を50円で売っているというホームレス小谷さんです。まずは建築中の「SHONAN〔宿FREE〕」の広さにびっくり。またこの宿が建つFujisawa SST（神奈川・藤沢市）には電動自転車が配備され、各家の屋根はもちろん、周囲にも太陽光パネルがたくさん設置されており、街のエネルギーは地産地消されているとのこと。さすがエコの街ですね。
詳しい内容は「COOL CHOICE」のウェブサイト https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaden/yadofree/vol19.htmlでも確認できます。
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聴取期限 2017年12月4日（月） AM 4:59 まで
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【番組情報】
タイトル：空想メディア
放送日時：毎週日曜 25：00〜25：29
MC：高須光聖、中村亜裕美
番組HP：https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/
株式会社SCRAP代表取締役の加藤隆生さん（左）とパーソナリティの高須光聖（右）と、TOKYO FMアナウンサーの中村亜裕美
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高須：その7年間はどういう生活を送ってたんですか？
加藤：めちゃめちゃな生活リズムだったんですけど……覚えているのは、起きたときにまだ「笑っていいとも！」が始まってなかったら、「今日は早起きしたな」と思ってました。
高須：ダメな人間のパターンやわ（笑）。でも何となくわかります。気分的には大学生の延長みたいなもんやね。その日はそこからどうしてたんですか？
加藤：引きこもりみたいな生活でしたね。7年間ずっとではないんですけどね。雑誌の編集を手伝ったり、文章を書かせてもらったりもありましたけど、年収50万円とかでしたね。あとはパチンコに行ってましたね。
高須：実家？
加藤：実家です。昼飯が遅いと母親に文句言ってました（笑）。
高須：最悪やわ（笑）。どういう人を目指してたんですか？
加藤：ちょうど隣にいたくるりが突然どーんと売れたり、つじあやのさんとかもいて、京都系と言われるミュージシャンがもてはやされていたんです。それで「これいけんな〜」と思ったんです。
高須：僕も大学卒業したときに就職活動をしなかったんです。僕は大学時代にインドやネパールに行ったんですけど、そこで知り合った人に「インポートグッズ屋を手伝って」って言われてやるつもりだったんです。でもその人が肝炎になったから九州に帰ることになって、「俺、このために東京に出てきたのに……」ってこれからどうするか迷ってたんです。そしたらたまたまダウンタウンが東京に来たから飯を食うことになって、「俺らを手伝ってくれへんか？」って言われたんです。そこから数十年が経ちましたけど、その（放送作家になる前の）1年間でも僕は嫌でしたね。何もしてない時期が。バイト以外知り合いもいなかったしやることもなくて。
加藤：でも僕の周りにはうだつの上がらないミュージシャンがいっぱいいたんで、酒を飲みながら売れてるミュージシャンの悪口を言ってたら、時間はいくらあっても足りなかったですね（笑）。
高須：（笑）。でもその7年間の生活が今に活かされていますよね。
加藤：絶対活かされていますね。「リアル脱出ゲーム」は、“人を閉じ込めて1時間で謎を解いて脱出するゲーム”と説明したら「お客さんからお金をとって、“あなたは失敗しました”とは言えないから、全員が成功するゲームにしなさい」って全員からアドバイスされたんです。でも俺は、「パチンコに10回行って勝つのは1回くらい。あとの9回はトントンか負けや。それやのに俺は毎回パチンコに行くんやから、脱出の成功率は10％くらいにしたい」と考えたんです。
高須：なるほど。それはすごいヒントやね。
加藤：パチンコの元は取りましたね（笑）。
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無料で泊まれるエコな未来の家プロジェクト「宿FREE」のコーナーでは、12月より宿泊が可能となる「SHONAN〔宿FREE〕」の建築状況や周囲の環境のレポートをお届けしました。この視察に向かったのは、自分の1日を50円で売っているというホームレス小谷さんです。まずは建築中の「SHONAN〔宿FREE〕」の広さにびっくり。またこの宿が建つFujisawa SST（神奈川・藤沢市）には電動自転車が配備され、各家の屋根はもちろん、周囲にも太陽光パネルがたくさん設置されており、街のエネルギーは地産地消されているとのこと。さすがエコの街ですね。
詳しい内容は「COOL CHOICE」のウェブサイト https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/kaden/yadofree/vol19.htmlでも確認できます。
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聴取期限 2017年12月4日（月） AM 4:59 まで
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放送日時：毎週日曜 25：00〜25：29
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