世界を代表するGKジュリオ・セザール photo/Getty Images

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ベンフィカは28日、元ブラジル代表GKジュリオ・セザールとの契約を、双方合意のもとで解除したことを発表した。

現在38歳のセザールは、1998年に母国の名門フラメンゴでプロとしてのキャリアをスタートさせると、2005年にイタリアの名門インテルへ移籍した。インテルではチームの主力として、セリエA5連覇や主要タイトルの3冠などに貢献。偉大な守護神として、クラブの歴史に名を刻んだ。2012年夏にインテルを退団して以降はQPRとトロントと渡り歩き、2014年に夏にベンフィカへ加入。近年は怪我などにも悩まされており、思うよう出場機会を得られず、昨季は公式戦15試合、今季もここまで4試合に出場したのみとなっていた。2018年6月まで契約を残していたが、約半年を残して退団が決まった。

クラブの公式チャンネル『BTV』のインタビューに応じたセザールは「これは私の決断だ。私は常にトレーニングに励み、ピッチの内外でチームをサポートしようとしてきた。だが、もう私の助けは必要ないことが見て取れたので、歩みを止めることを決めたよ。私のキャリアも終わりを迎えることになると思う」とコメント。このまま現役を引退する可能性も示唆している。