今週末の12月3日、中京競馬場では3歳以上によるGI・チャンピオンズカップ(ダート1800m)が行なわれる。7頭のGI/Jpn鞠呂揃ったダート王決定戦だが、今回は中京コースとの相性から有力馬を見ていきたい。


昨年のチャンピオンズCを制したサウンドトゥルー。連覇の期待がかかる

 まずは昨年の勝ち馬サウンドトゥルー(セン7歳・高木登厩舎)。過去に勝ち馬の出ていない7歳馬ではあるが、今年は前走のJpnI JBCクラシック(11月3日/大井・ダート2000m)を勝利しており、勢いは十分だ。

 何より、このコースを得意としており、3戦して2勝、3着1回。唯一敗れた一昨年のこのレースも4角最後方16番手からメンバー中、最速の上がり3F(ハロン)36秒6のタイムを計時して、0秒3差の3着に健闘している。

 後方からレースを進める馬だけに展開に大きく左右されるが、今回はコパノリッキー、テイエムジンソク、ケイティブレイブなど前に行きそうな有力馬が多いのでペースが速くなり、後方待機組に向く流れになりそうだ。1800mは11戦して4勝、2着2回、3着5回で4着以下なしと極めて安定しており、状態も良好と思われる現在なら高い確率で上位争いしてくるだろう。

 キングズガード(牡6歳・寺島良厩舎)は今年のGIIIプロキオンS(7月9日/中京・ダート1400m)勝ち馬。全8勝が1400mとなっているが、この秋はJpnI南部杯(10月9日/盛岡・ダート1600m)3着、GIIIみやこS(11月5日/京都・ダート1800m)3着と、距離を延ばしても好走を見せている。中京ダート1800mでも1000万下の2015年濃尾特別で、出遅れ気味のスタートからゴール前ではもの凄い末脚を見せてハナ差の2着に入った実績がある。末脚の鋭さはここに入っても引けを取らないはずで、先行争い激化で差し馬向きの流れになれば浮上してくるだろう。

 グレンツェント(牡4歳・加藤征弘厩舎)は中京で1戦1勝。今年のGII東海S(1月22日/ダート1800m)を勝利している。長く力強く伸びる末脚はハイレベルなG祇錣任海柔犬るだろう。前走のJBCクラシックは約5カ月半ぶりの実戦で、プラス8kgの480kgという過去最高の馬体重での出走。充実期となる4歳暮れを迎えての成長、叩いての上積みが期待されるだけに楽しみな存在だ。

 アスカノロマン(牡6歳・川村禎彦厩舎)は中京で4戦2勝、3着1回。こちらは昨年の東海S勝ち馬だ。前走のみやこSは10着と敗れているが、昨年も同レース14着大敗から10番人気で0秒1差の3着と大健闘。得意コースでの激走に注意が必要だ。

 その他の有力馬の中京ダート成績も簡単にチェックしておこう。アウォーディー(牡7歳・松永幹夫厩舎)は1戦して昨年のこのレースでクビ差の2着。コースを理由に割り引く必要はない。

 ケイティブレイブ(牡4歳・目野哲也厩舎)は今年のJpnI帝王賞(6月28日/大井・ダート2000m)の勝ち馬。中京コースは3歳時の500万下・寒椿賞(ダート1400m)で5着に敗れているが、左回りは昨年のJpnII浦和記念(浦和・ダート2000m)を勝利しており、この馬も特に割引は必要ないだろう。

 コパノリッキー(牡7歳・村山明厩舎)は中京ダート4戦1勝。2015年の東海Sを勝っているが、このチャンピオンズCでは12着、7着、13着といずれも大敗に終わっている。ちょっと狙いにくい存在だ。

 ゴールドドリーム(牡4歳・平田修厩舎)は今年のGIフェブラリーS(2月19日/東京・ダート1600m)勝ち馬。全5勝中3勝が左回りだが、昨年のこのレースは2番人気に推されながら12着に大敗。オープンと重賞勝ちはいずれも1600mとなっており、やや距離に不安が残る。

 テイエムジンソク(牡5歳・木原一良厩舎)は前走のみやこSで重賞初勝利。5月から5戦4勝と一気にトップクラスに上り詰めてきた新星だ。全8勝中6勝を挙げている1800mだが、中京コースも左回りも初。コース適性が未知数なだけに強くは推しにくい存在。 以上、注目馬の中京コース適性を中心に分析してみた。本命視されているサウンドトゥルーにとっては歓迎材料で、2連覇の可能性は高いと見る。キングズガード、グレンツェント、アスカノロマンはそれほど人気が上がらなそうなので馬券的妙味がありそうだ。

◆その名も「世界制覇」。恐るべき新馬が現れた>>