ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey) photo : AFLO

主役フランク・アンダーウッド大統領を演じるケヴィン・スペイシーの性的暴行疑惑で撮影が中断している、Netflixのドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の最終シーズン。撮影がまた延期されることが明らかになった。

先月ケヴィン・スペイシーの性的暴行が発覚すると、ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の撮影を一時中断したNetflix。その後複数の暴行が明らかになり、彼を最終シーズンのシーズン6には出演させないことを決定。「撮影を中断している間に、今後の制作の道筋について評価作業をしていく」と発表していた。

でもこの撮影中断期間が延びることが明らかに。ドラマを制作している、メディアライツキャピタルのテレビ事業部の責任者がスタッフやキャストに対して書簡で通知した。「私たちは、すぐにでも制作を再開したいと願いながらNetflixと仕事を続けています。今話し合いをしているところであり、11月27日から12月8日まで、さらに2週間の休止を取ることを決めました」。

さらに「この2か月間、私たちは誰も想像していなかった試練を受けています。その過程で学んだ1つのことは、この作品の制作は1人の人間以上に大きなものであること」とも。12月8日までに撮影に関する新たな決定が発表されるという。

ロビン・ライト(Robin Wright) photo : AFLO

ちなみに最終シーズンは、シーズン5で副大統領になったフランクの妻クレアが女性初のアメリカ大統領になるという展開になると見られている。ロビン・ライトが演じるクレアは、すでにスペイシー演じるアンダーウッド大統領を上回る支持を獲得している人気キャラクターに成長している。彼女を主人公にドラマを継続すればいいのに! という意見もでているほど。撮影が無事に再開、彼女が大統領に就任する日が来ることを祈りたい。

text: Yoko Nagasaka