韓国代表MFが主審を突き飛ばす蛮行 警告の判定に英メディア疑問「退場になるべき」

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スウォンジーのキ・ソンヨン、ボーンマス戦で相手MFと口論に発展

 スウォンジーの韓国代表MFキ・ソンヨンは、25日に行われたボーンマス戦で相手MFジョーダン・アイブと口論になり、仲裁に入った主審もろとも突き飛ばす蛮行により警告を受けた。

 英メディアではこのプレーに関して、「退場になるべきだったのでは?」と疑問を呈している。

 0-0で迎えた後半29分だった。右サイドでパスを受けたアイブに対して、スウォンジーDFマーティン・オルソンが素早くチャージをかけた。アイブはバックパスでボールを戻した後にオルソンを後ろから抱きかかえて動きを止めると、主審のスチュアート・アットウェル氏は最初にチャージを仕掛けたオルソンのファウルと判断して試合を止めた。

 すると近くにいたキ・ソンヨンがアイブを左手で軽く突き飛ばし、これに反応したアイブもキ・ソンヨンを両手で押し返した。騒動が大きくなる前にアットウェル主審が選手の間に割って入ったが、激昂したキ・ソンヨンはお構いなしで、アイブに話しかける主審の背中を押して二人を突き飛ばした。

「退場にならなくて幸運」と解説者が指摘

 このプレーでアイブとキ・ソンヨン、オルソンの3選手にそれぞれイエローカードが提示されているが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「ボーンマス戦でキ・ソンヨンは退場すべきだったのでは?」と韓国代表の行動を問題視している。

 記事内では「スカイ・スポーツの解説者、フィル・トンプソンは、彼(キ・ソンヨン)は退場にならなくて幸運だった」と指摘。現地解説者も横槍を入れる格好で、騒動に加担したキ・ソンヨンの振る舞いに疑問を呈していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images