アニメやマンガの実写化、ピクサーの考えは?

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人気アニメやマンガの実写化はときに物議を醸すが、多くのアニメーション作品を世界展開しているピクサーはどう考えているのか? ディズニー/ピクサーのアニメーション映画「カーズ/クロスロード」のクリエイティブ・ディレクターに聞いてみた。

ジェイ・ウォード氏はアニメーション映画としての「カーズ」だけでなく、テーマパークやゲーム、出版物、玩具なども含め、「カーズ」のクリエイティブ面全般を監修する人物。メディアミックス戦略における方向性を指示する役割も担っている。

そんなジェイ氏が大前提としているのは、「ピクサーで作るどんなアニメーション作品も、実写では語れないストーリーを語っている」という点。「宮崎(駿)作品を実写で撮ったら、同じものじゃないだろう?」と問いかけ、「アニメーションの素晴らしさは、存在しない世界に連れて行ってくれることだ。それは、心の中でだけで存在する世界なんだ。アニメーションが現実世界のようになろうとしたり、実写のようになろうとしたら、僕にとってそんなに魅力的なものではなくなるよ」と持論を述べる。

一方、一部のアメコミ作品の実写化には賛成している。「マーベル作品はとてもいい仕事をしていると思う。キャプテン・アメリカを人間としてみることができる。なぜなら、キャプテン・アメリカは人間をもとにしているからだ」とし、「僕にとって、アニメーションと実写の違いは、これはアニメーションで語られる必要があるストーリーなのかどうかということ」と述べ、あくまで「作品次第」と考えている節がある。

ブランドを維持しつつ、コンテンツの価値も上げなければならないメディアミックスは、関係者の筋書き通りにはなかなか成功しないものだが、逆にうまく展開できれば、ファンを納得させた上で大きな経済効果を得られるのも確か。メディアミックス事業を推進するジェイ氏だが、そこには原点となる作品の制作にも深く携わっている人物ならではの“視点”があるようだ。

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