認知症予防にも!記憶力アップに期待がもてる「香り」とは?

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厚生労働省の発表によると、2025年には700万人を突破する認知症患者数。世界に先駆けて日本が直面する深刻な問題だが、有効な治療法が確立されていないため、予防が何より肝心だといわれている。代表的な予防法として脳内トレーニングや適度な運動があるが、実は最近の研究で、「香り」が記憶力アップに効果的である可能性が分かったのだという。

■最新研究で発表!ファンケルが開発した2つの香り成分

株式会社ファンケルは、28歳〜44歳の健康な男女18人を対象に、異なる香りを吸入しながらパソコン作業を行い、その間の脳の活動を測定するという実験を実施。実験は、香り成分「テルピネオール」と、ファンケルが独自に開発した「香り541」、「香り622」という3種類の香りを用いて行われた。

測定の結果、「香り541」は「情報を覚える」という機能、「香り622」は「最新情報に置き換える」という機能を高める可能性があることが分かったのだという。

■「香り541」と「香り622」はどんな香り?自然界に存在する?

この「香り541」と「香り622」は、どのような香りなのだろうか。ファンケルに聞いてみた。

「テルピネオール、カンファー、1,8シネオールという3つの香り成分を組み合わせています。それぞれの香り成分は自然界に存在しますが、この3成分の組み合わせの比率は、当社で確認している範囲では、自然界に存在していません」(ファンケル)

ファンケルによると、テルピネオールとカンファーは、会話や読み書き、計算など日常生活を支える重要な能力である「作動記憶」に関わる脳機能の働きをサポートする香りで、1,8シネオールは、記憶力全般を高める効果が期待される香りなのだという。

「香り541」と「香り622」は自然界には存在しない香りとのことだが、どんな匂いがするのか興味津々に聞いてみた。

「香り541、香り622ともに、すっとしたローズマリー系に、少し柑橘系が入った香りです。香り541が香り622に比べ、柑橘系が少し強い感じです」(ファンケル)

ただし、ローズマリーや柑橘類に「香り541」や「香り622」と同じ効果が認められるかについては、現時点では不明なのだとか。

化粧品・健康食品メーカーであるファンケルは、このような香りが持つ機能性を製品開発で応用できるか検討する方針だという。

認知症予防への期待が高まる香り成分。今後の展開に期待したい。

なお、教えて!gooウォッチでは「夜の営みは認知症予防に効くってホント?医師の意見は?」という記事も公開している。認知症予防に興味のある方は併せて読んでみて欲しい。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)