Galaxy Note8はペンだけのスマホではない 望遠から接写まで手ブレ知らずの用性が秀逸すぎる
NTTドコモとauは10月26日より「Galaxy Note8」(サムスン電子ジャパン製)の発売を開始した。
日本では3年ぶりの登場となる「Galaxy Note」シリーズは、大画面と筆圧感知に対応した「Sペン」で紙の手帳のような使い勝手を実現した、ほかにはない唯一無二のスマートフォンとして世界中に多くのファン持つモデルだ。
Sペンを使った手書きメモは、画面の任意の位置に文字や図形が描ける、これがキーボードを使って入力するメモとの違いだ。
書く→修正する→補足する
この一連の操作をメニューなどの操作に邪魔されることなく、紙の手帳に書く際と同じように書き込めるのだ。
Galaxy Note8は、今年の6月に発売されたフラグシップスマートフォン「Galaxy S8」および「Galaxy S8+」と同様に「Infinity Display」によるベゼルレスデザインを採用している。
これまで前面にあった指紋センサーを兼ねたホームキーがなくなり、シンプルなデザインとなっている。ホームキーがなくなったことで、ディスプレイ内にホームキーを含むナビゲーションバーが表示されるようになったことが全モデルとの違いでもある。
一方で、指紋センサーが背面となったため若干使い勝手は悪くなったように思う。
Galaxy Note8は、デザイン変更により変わった使い勝手だが、プラスに働いている面もある。
というのも筆者は以前「GALAXY Note 3」を使っていたのだが、Sペンではタッチセンサー式の「戻る」、「履歴」といったナビゲーションキーが使えず、ペンの持ち方を変えて指で操作する必要があった。
Galaxy Note8のようなディスプレイ内のナビゲーションバーならペンを持ち替えることなく操作が可能になったからだ。
Galaxy Note8は、こうしたデザインや使い勝手の変化とSペンのハードおよびソフトの進化によって、ほかのAndroidスマートフォンや「iPhone」シリーズとは異なる尖った要素をもつ唯一無二のスマートフォンとなった。
Galaxy Note8の進化はデザインやSペンだけにとどまらず、カメラ機能においてもハイエンドスマートフォンのトレンドとも言うべき「デュアルカメラ」を搭載している。
・F1.7の明るさを持つ1200万画素の広角レンズ
・F2.4の望遠レンズ
この2つのカメラで、10倍デジタルズームやボケ効果が表現できる「ライブフォーカス」など様々なシーンに対応できるようになった。
<広角レンズ>
<遠レンズ>
<10倍デジタルズーム>
広角カメラおよび望遠カメラともに、驚くほど効果的な光学式手ブレ補正を搭載しているのも特徴だ。
望遠カメラのイメージセンサーサイズは、広角カメラより一回り小さいことや、レンズF値が2.4と若干暗いこと、デュアルピクセルAFやRAW撮影ができないことが少々残念な部分ではある。
さて、2つのカメラを搭載したスマートフォンは、Galaxy Note8や話題の「iPhone X」や「iPhone 8 Plus」などの広角レンズと望遠レンズと搭載するモデルと、ASUSの「ZenFone 4」やLGエレクトロニクスの「V30」、京セラの「TORQUE G03」のような広角と超広角レンズのモデルがる。
・広角レンズと望遠レンズと搭載するモデルは、より被写体を大きく写したい
・広角と超広角レンズを搭載するモデルは、広い範囲を写したい
と言う用途に適している。
特に超広角レンズモデルは屋内外問わず独特のパースで、肉眼で見る世界とは異なる写真ならでは表現ができる。
では、望遠レンズとの組み合わせはどんな効果があるのだろうか。
1つはより大きく被写体を写すことができる。
とは言っても画質の変化がない光学2倍ズームでは、その効果はあまり大きくはない。
本当の望遠レンズの効果は、広角レンズ特有の強烈なパースがつかないことにある。
例えば、
自動車を同じ大きさになるように撮影したケースでは、広角レンズでは手前が大きく、後ろが小さくなり、本来の形やサイズ感が分かりづらい。本来の形状が歪んでしまいマンガのようなデフォルメされた形に見える。
ただ、こうした効果を利用してインパクトがある写真に仕上げるという手法も使えるので、広角レンズが悪いというわけではない。
一方、望遠レンズで撮影すると、広角レンズのような強烈なパースがなくなり、カタログで見るような自然な佇まいに見える。
視覚的なインパクトはないが、安定感や自然さという点ではこちらの方が良いと言える。
風景写真などを撮る際には気にならないが、こうした静物撮影においてパースが「ある・ない」は扱い方が難しい。
何を伝えたいかによって、表現の適正さ、意味あいが異なってくるからだ。
インパクトや奇抜さを狙うのではなく、自然に被写体を見せたいのであれば望遠レンズを搭載するGalaxy Note8などが最適となるのである。
さらに、Galaxy Note8は近接撮影、いわゆるマクロ撮影も優秀で得意としている。
被写体に近寄った状態で2倍ズームや画質は落ちるがさらにクローズアップできる10倍デジタルズーム撮影が可能なのだ。
マクロ撮影では気になる手ブレの問題も、Galaxy Note8の手ブレ補正が強力なおかげでブレずに撮ることができる。
<広角レンズ>
<望遠レンズ>
<10倍デジタルズーム>
デュアルカメラは静止画だけではなく、動画撮影においても効果的だ。
Galaxy Note8は、最大解像度4K(3840×2160ドット)30pの撮影が可能だ。
この高精細な映像でも気になるのが手ブレだが、強力な手ブレ補正の効果で手持ちでも安定した映像記録ができる。
さらに4K撮影中でも広角・望遠の切り換えが可能であるため、クローズアップしたいシーンではカメラを望遠側に切り替えられる柔軟性もある。
Galaxy Note8は、カメラとしても実用性が高く、多彩な機能を一つ一つ覚えながら長く楽しめるスマートフォンであるといって間違いない。
執筆 mi2_303
日本では3年ぶりの登場となる「Galaxy Note」シリーズは、大画面と筆圧感知に対応した「Sペン」で紙の手帳のような使い勝手を実現した、ほかにはない唯一無二のスマートフォンとして世界中に多くのファン持つモデルだ。
Sペンを使った手書きメモは、画面の任意の位置に文字や図形が描ける、これがキーボードを使って入力するメモとの違いだ。
書く→修正する→補足する
この一連の操作をメニューなどの操作に邪魔されることなく、紙の手帳に書く際と同じように書き込めるのだ。
Galaxy Note8は、今年の6月に発売されたフラグシップスマートフォン「Galaxy S8」および「Galaxy S8+」と同様に「Infinity Display」によるベゼルレスデザインを採用している。
これまで前面にあった指紋センサーを兼ねたホームキーがなくなり、シンプルなデザインとなっている。ホームキーがなくなったことで、ディスプレイ内にホームキーを含むナビゲーションバーが表示されるようになったことが全モデルとの違いでもある。
一方で、指紋センサーが背面となったため若干使い勝手は悪くなったように思う。
Galaxy Note8は、デザイン変更により変わった使い勝手だが、プラスに働いている面もある。
というのも筆者は以前「GALAXY Note 3」を使っていたのだが、Sペンではタッチセンサー式の「戻る」、「履歴」といったナビゲーションキーが使えず、ペンの持ち方を変えて指で操作する必要があった。
Galaxy Note8のようなディスプレイ内のナビゲーションバーならペンを持ち替えることなく操作が可能になったからだ。
Galaxy Note8は、こうしたデザインや使い勝手の変化とSペンのハードおよびソフトの進化によって、ほかのAndroidスマートフォンや「iPhone」シリーズとは異なる尖った要素をもつ唯一無二のスマートフォンとなった。
Galaxy Note8の進化はデザインやSペンだけにとどまらず、カメラ機能においてもハイエンドスマートフォンのトレンドとも言うべき「デュアルカメラ」を搭載している。
・F1.7の明るさを持つ1200万画素の広角レンズ
・F2.4の望遠レンズ
この2つのカメラで、10倍デジタルズームやボケ効果が表現できる「ライブフォーカス」など様々なシーンに対応できるようになった。
<広角レンズ>
<遠レンズ>
<10倍デジタルズーム>
広角カメラおよび望遠カメラともに、驚くほど効果的な光学式手ブレ補正を搭載しているのも特徴だ。
望遠カメラのイメージセンサーサイズは、広角カメラより一回り小さいことや、レンズF値が2.4と若干暗いこと、デュアルピクセルAFやRAW撮影ができないことが少々残念な部分ではある。
さて、2つのカメラを搭載したスマートフォンは、Galaxy Note8や話題の「iPhone X」や「iPhone 8 Plus」などの広角レンズと望遠レンズと搭載するモデルと、ASUSの「ZenFone 4」やLGエレクトロニクスの「V30」、京セラの「TORQUE G03」のような広角と超広角レンズのモデルがる。
・広角レンズと望遠レンズと搭載するモデルは、より被写体を大きく写したい
・広角と超広角レンズを搭載するモデルは、広い範囲を写したい
と言う用途に適している。
特に超広角レンズモデルは屋内外問わず独特のパースで、肉眼で見る世界とは異なる写真ならでは表現ができる。
では、望遠レンズとの組み合わせはどんな効果があるのだろうか。
1つはより大きく被写体を写すことができる。
とは言っても画質の変化がない光学2倍ズームでは、その効果はあまり大きくはない。
本当の望遠レンズの効果は、広角レンズ特有の強烈なパースがつかないことにある。
例えば、
自動車を同じ大きさになるように撮影したケースでは、広角レンズでは手前が大きく、後ろが小さくなり、本来の形やサイズ感が分かりづらい。本来の形状が歪んでしまいマンガのようなデフォルメされた形に見える。
ただ、こうした効果を利用してインパクトがある写真に仕上げるという手法も使えるので、広角レンズが悪いというわけではない。
一方、望遠レンズで撮影すると、広角レンズのような強烈なパースがなくなり、カタログで見るような自然な佇まいに見える。
視覚的なインパクトはないが、安定感や自然さという点ではこちらの方が良いと言える。
風景写真などを撮る際には気にならないが、こうした静物撮影においてパースが「ある・ない」は扱い方が難しい。
何を伝えたいかによって、表現の適正さ、意味あいが異なってくるからだ。
インパクトや奇抜さを狙うのではなく、自然に被写体を見せたいのであれば望遠レンズを搭載するGalaxy Note8などが最適となるのである。
さらに、Galaxy Note8は近接撮影、いわゆるマクロ撮影も優秀で得意としている。
被写体に近寄った状態で2倍ズームや画質は落ちるがさらにクローズアップできる10倍デジタルズーム撮影が可能なのだ。
マクロ撮影では気になる手ブレの問題も、Galaxy Note8の手ブレ補正が強力なおかげでブレずに撮ることができる。
<広角レンズ>
<望遠レンズ>
<10倍デジタルズーム>
デュアルカメラは静止画だけではなく、動画撮影においても効果的だ。
Galaxy Note8は、最大解像度4K(3840×2160ドット)30pの撮影が可能だ。
この高精細な映像でも気になるのが手ブレだが、強力な手ブレ補正の効果で手持ちでも安定した映像記録ができる。
さらに4K撮影中でも広角・望遠の切り換えが可能であるため、クローズアップしたいシーンではカメラを望遠側に切り替えられる柔軟性もある。
Galaxy Note8は、カメラとしても実用性が高く、多彩な機能を一つ一つ覚えながら長く楽しめるスマートフォンであるといって間違いない。
執筆 mi2_303