寒い冬には温かいお味噌汁は有難いですね。健康にも美容にも優れた古来からあるこの発酵食品の力を見落としてはいませんか。「みそ汁一杯三里の力」という諺もあるくらい栄養価が高く、抗酸化作用で老化や病気の予防にもなるお味噌汁を摂らない手はないですね。

お味噌汁の抗酸化作用

お味噌の原料の大豆にはイソフラボンが多く含まれ、抗酸化作用が高いことが知られています。体のエネルギーを作り出すためには酸素はなくてはならないものですが、取り入れた酸素の一部は有害な悪玉活性酸素になってしまいます。悪玉活性酸素は細胞を傷つけ老化の原因となります。お肌の若さに必要な保水力作用のあるヒアルロン酸も破壊され、シミやシワも増えてしまいます。その悪玉活性酸素を除去する作用がイソフラボンにはあります。

美肌効果にもお味噌汁

私たちの体の約20パーセントはアミノ酸で構成され、それが不足すると不調の原因になりますが、その不調はたちまちお肌のトラブルとして出てくる場合があります。お肌の若さを保つコラーゲンは実はアミノ酸から出来ているのです。コラーゲンは加齢に伴い減少していきます。コラーゲンが不足すると細胞同士の結合が阻害され、お肌のタルミ、シミやシワ、乾燥肌の原因となります。血流を促し、代謝を促進するアミノ酸を摂ることでそれに抗うことが出来ますし、お肌本来の美しさを保つことも出来ます。アミノ酸が多く含まれるものとしてお味噌汁の原料の大豆があります。

血管年齢を改善して高血圧予防にも

発酵食品のお味噌には大豆ペプチドが含まれています。大豆ペプチドは血液をさらさらにする効果が期待されています。血液がドロドロな状態では血流が悪くなり、そのために全身に血液を送り出すための圧力は高くなり、高血圧の原因となります。それはやがては心筋梗塞や脳梗塞を招きかねません。さらに大豆ペプチドには血圧を上げるある種の酵素の働きを防ぐことによって血圧を調整する作用があることが分かっています。

更年期症の改善にもお味噌汁

女性ホルモンは加齢にともなって減少していきます。女性ホルモンのエストロゲンが不足すると、体の代謝機能が落ち、更年期障害や月経周期が乱れるなどの原因ともなるようです。女性ホルモンのエストロゲンは大豆イソフラボンの構造ととてもよく似ていますので、その代替とし大豆イソフラボンは作用します。ホルモンバランスの安定にもお味噌汁は効果があると言えます。

乳がんや前立腺がんの予防にもお味噌汁

実は女性ホルモンのエストロゲンが過剰にはたらくことによって乳がん発症のリスクは高くなるとされています。しかし過剰にはたらくエストロゲンのはたらきを抑える効果もイソフラボンにはあるのです。イソフラボンに乳がんの予防にも効果があるのはホルモンのバランスを取る作用がとても優れているということにあります。また女性だけでなく男性の前立腺がんの予防にもお味噌汁は良いとされています。

お味噌汁の健康パワーは計り知れません。忙しくバランスが崩れがちな朝食に、遅い時間に食べる夜食にお味噌汁をチョイスしてみてはいかがでしょうか。

writer:Masami