今年納めの九州場所に激震が走った! 横綱日馬富士(33)による幕内貴ノ岩(27)への暴行が11月14日に明らかになり、角界が騒然とした。関係者、ファンからも「半月も頬かむりしていたのか?」と憤りと失望の声が渦巻いた。

 九州場所は客の入りが悪いことで定評があるが、皮肉なことにすでに前売り券はすべてが売り切れ。15日間の満員御礼が決定的となっている。これで今年に入っての6場所すべて、90日間のオール大入りも確定した。
 さぞや力士たちのフトコロも暖かいはずだが、実は力士たちの給料は平成13年の3%アップを最後に、15年間も据え置かれたまま。つまり、この15年間、不況、不入りを理由に1銭も上がっていないのだ。

 力士たちもさすがに、「これじゃやっていけない」と、不満をあらわにしたことがある。声の主は、平成20年夏、当時の力士会会長だった朝青龍だった。
 「少しどうにかならないか。部屋から場所入りするにしても、ガソリン代だってバカにならない」
 悪童で世間を騒がせた元横綱はこのように訴えたが、協会にまったく相手にしてもらえなかった。
 ちなみに、横綱の給料は基本給、手当てを含めて282万円。大関が2347000円、平幕が1309000円、十両が1036000円で、幕下以下は無給だ。

 毎年、力士の給料は九州場所の8日目、今年は11月19日に開かれる理事会で審議される。果たして今年は、この好景気をバックに16年ぶりにアップされるか気になるところだが、肝心の力士たちは、余りにも長い間、据え置かれたために神経がマヒしてしまったのか、関心はいまひとつだ。
 「10月31日に開かれた力士会では、鶴竜から(力士の)ケガが多いので、みんなで神社でお祓いを受けたらどうか、という提案は出ました。しかし、『給料をアップして欲しい』という要望は誰からも出ませんでした」(担当記者)
 とは言え、給料をアップを言っている場合ではない。横綱日馬富士の暴行事件が九州場所をぶち壊した。神社でお祓いを受けたいのは相撲協会なのかもしれない。 今日もNHKは淡々と大相撲中継をしているが…、日馬富士は引退勧告の可能性もあるという。